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[プレミアリーグWEST]プロ注目の“2枚看板”不在も東福岡が東山に5発快勝

ゲキサカ / 2014年9月29日 15時0分

 逆に東福岡は42分、自陣からの縦パスがやや流れたものの、相手GKに猛然とプレッシャーをかけたMF山根つばさ(3年)がキックをチャージ。勢いよく跳ね返されたボールはそのままゴールへ吸い込まれた。怖れることなくボールへ飛び込んだ山根の超ファインプレー。これで点差は3点に開いた。東福岡は後半も6分にオープン攻撃で右サイド深くえぐると、最後は赤木が決定的な右足シュート。12分にも赤木からのパスを受けた末永の右足シュートなど4点目を狙って畳みかける。

 一方、チャンスが得点に結びつかなかった東山も後半16分、ゴール前の混戦から鎌田がヘディングシュートをねじ込んで2点差。直後にはインターセプトした左SB柴田拓海(3年)のアーリークロスで鎌田が抜け出す。だがシュートは枠を外れて追撃のチャンスを逸してしまう。東福岡は32分、自陣でのインターセプトから赤木が出したスルーパスによってFW餅山大輝(2年)が独走。東山はPA手前まで持ち込んだ餅山をファウルで阻止としたCB吉井悟(3年)が一発退場して数的不利に陥った。

 東福岡はこのチャンスで得たFKを末永が右足で直接ゴールネットを揺らしたが、蹴り直しの判定。35分には右サイドをえぐったSB堀吏規伸(3年)の折り返しから餅山が決定機を迎えるがシュートは枠を外れ、36分には左FKからファーサイドの加奈川が放った一撃がポストを叩くなど追加点を奪うことができなかった。それでも、餅山、MF藤井慶樹(3年)と交代出場組も躍動する東福岡は後半41分、右サイドを縦に突いた藤井の折り返しを餅山が右足ダイレクトでゴールへ沈めると、44分にも藤井との連動したプレスによってインターセプトした餅山がGKをかわして5点目のゴールを流し込んだ。その後も餅山のポスト直撃シュートと堀の決定的なダイビングヘッドなど最後まで攻めた東福岡が快勝した。

 東山の福重良一監督はチャンスの数を多くしていた点については及第点を与えていたが、「(後半切り替えて1点返した後に)2点目、3点目取れない状態で退場、失点。いい時間帯もあったので全部が悪い訳ではないですけど、一番よくないゲームやないですかね。(前節名古屋U18相手に好ゲームを見せ東福岡相手にも)やれるという感覚はあったけれど、これだけ失点してしまったので」と首を振った。一方、東福岡の森重潤也監督は5-1という結果を「悪いとは全然思っていないです」と頷いていたが、「後半東山の攻撃を最後まで止め切れないというか、不安定さを残した状態。1点もバタバタして入れられて。キチッとクリアすればいいところを仕切れず、その後も鎌田クンに決定的な場面をつくられて。というところはまだまだ」と今後へ向けた課題も口にしていた。今後、それぞれの大目標である選手権へ向けてチームを仕上げていく。

(取材・文 吉田太郎)

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