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[大学選手権]福岡大に粘り勝ち、びわこ成蹊スポーツ大が初のベスト4進出

ゲキサカ / 2014年12月17日 3時53分

 どうしても、びわこ成蹊ゴールをこじ開けられない福岡大だったが、後半33分に同点に追い付く。MF稲葉修土(3年=立正大淞南高)が右サイドから上げたクロスは相手DFにクリアされるが、こぼれ球に反応した田村が右足を一閃。地を這うような豪快なシュートがネットを揺らして1-1と試合を振り出しに戻した。さらに同34分には山崎が左サイドを突破してPA内に侵入するも、シュートは宮崎に阻まれてしまった。その後、スコアは動かずに延長戦へと突入する。

 勢いは福岡大にあったが、びわこ成蹊の望月聡監督は慌てていなかった。「後半が終わって選手たちが戻ってくるときに顔色を見て、落ち込んでいるようだったら声を掛けようとしましたが、すごい良い声が出ていたんです。それを見て『大丈夫だ』と確信したので私からは声を掛けませんでした」と語っている。

 延長戦も攻め込まれる時間帯が長かったびわこ成蹊だが、延長前半8分の山崎のシュートを宮がブロックし、こぼれ球に反応した山崎に再び狙われるも、何度も危機を救ってきた宮崎がまたもや立ちはだかる。延長後半にもゴールを脅かされながらも体を張った守備でしのぐと、PK戦へと持ち込んだ。PK戦でも9人までもつれ込む死闘となったが、9人目の相手キッカーが外したのに対し、DF柳田健太(1年=熊本ユース)がきっちりネットを揺らし、6-5として勝利を収めた。

 PK戦を振り返った望月監督は「何もできないのでハラハラするしかありませんでした」と苦笑したものの、「同点に追い付かれたときに崩れるチームは多いけど、このチームなら大丈夫だと期待を持っていました。あれだけ激しく勢いのある攻撃をよくしのいでくれました」と接戦を制した選手たちを褒め称えた。

(取材・文 折戸岳彦)▽関連リンク
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