[選手権]創部8年目、「全国で戦えるチーム」目指して成長した第一学院が全国初出場!

ゲキサカ / 2014年12月26日 7時1分

[選手権]創部8年目、「全国で戦えるチーム」目指して成長した第一学院が全国初出場!

 12月30日に開幕する第93回全国高校サッカー選手権の注目校のひとつが第一学院高(茨城)だ。07年の創部から8年目で初出場。通信制の学校としては02年度の地球環境高(長野)以来となる全国大会出場となる。

 第一学院サッカー部は全国で62キャンパスある第一学院(旧ウィザス高)のシンボル的な存在となることを期待されて設立された背景がある。11年度には選手権予選準優勝。プリンスリーグ関東2部参入も経験してきたチームは創部8年目で歴史を塗り替えた。県予選は準々決勝で昨年度全国16強の水戸啓明高を5-1で沈めると、準決勝では茨城を代表する名門校の鹿島学園高に2-0で勝利。そして鹿島高との決勝では後半アディショナルタイムに追いつかれながらも直後にMF畠山翔太主将(3年)がスーパーミドルで劇的な決勝点を挙げて全国切符をもぎ取った。就任1年目でチームを全国へ導いた佐々木将貴監督は「全国にキャンパスがあるんですけど、決勝の前とか、準決勝の前とかいろいろなところからビデオレターとか、色紙とかも凄く届いたんですよ」と感謝し、「(全国では)見ている人にいろいろ勇気とか感動を与えられるようにしたい」。そして畠山は「自分たちのためにいろいろなキャンパスの方が応援してくださっている。自分たちはピッチで返すことしかできないので、(全国大会までに)しっかりと準備して戦っていきたい」と誓った。

 通信制の学校ということで、午前も午後も練習に励んでいる印象がある。確かに公式戦のない2月や他の強化期間など午前午後に集中してトレーニングを行う時期もあるが、通常のチームトレーニングは学校登校日の金曜日を除くと午前中のみ。午後はミーティングや自主練習、地域の清掃活動に充てられているという。福島県との県境に近い茨城県北部、人口3万人弱の高萩市に位置する第一学院は地域からの応援、サポートにも感謝する。普段は寮からグラウンドまで40分ほどかけて移動するという選手たちだが、「(全国大会出場決定度)『頑張って』とか『期待している』とか、(きょうも)このグラウンドへ来るまでの道でもいろいろな地域の人から声をかけてもらいました」とFW木原英勲(3年)。全国各地で学ぶ第一学院の生徒の代表として、また高萩市、茨城県の代表としての誇りを持って全国を戦う。

 全国初出場は選手の高い意識によってもたらされたものだった。新人戦で4強入りし、茨城県1部リーグで首位を快走したチームの前評判は高かったが、関東大会予選、総体予選ではいずれも4強に残ることができず敗退。チームが変わったのは夏だ。注目GKの佐藤隼(3年)は「(目標が)それまでは茨城県優勝だったんですけれども、茨城優勝で終わりじゃないので、全国で戦えるチームになろうと目標が変わった。目標をみんなで変えてから意識が変わって。その時点で県リーグは1位だったんですが、それまでは納得行くような試合はなかった。でも、そこから強化期間があって、選手権1回戦までいい状態に持って行くことができた」と説明する。

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