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[Fリーグ]2015年初勝利をもたらした すみだGK揚石「プレーオフまで行ければ、自分たちの土俵になる」

ゲキサカ / 2015年1月16日 20時57分

[Fリーグ]2015年初勝利をもたらした すみだGK揚石「プレーオフまで行ければ、自分たちの土俵になる」

[1.11 Fリーグ2014/2015第27節 すみだ 3-1 湘南 墨田]

 シュートを防がれた湘南ベルマーレ(Fリーグ)のFPボラが、信じられないという表情を浮かべる。この試合、チャンスの数で上回っていたのは、敵地に乗り込んだ湘南だった。厳しい判定もあり、すみだはなかなか試合のペースをつかめなかったが、そんな難しい展開を救ったのが、GK揚石創だった。

「今日のゲームが、我慢比べになるだろうなという予想はチーム内でしていました。前回のゲームや、最近の湘南のゲームを見ても、点差が開いた試合はしていなかったので、固い試合になる可能性は高いとイメージしていました。でも、自分としても2015年一発目の公式戦ということもあったので、入りの部分はすごく意識しました」

 すみだは、チーム全体が集中した試合の入りを見せた。開始早々にFP太見寿人のボレーで先制したが、湘南にも不用意に与えたセットプレーから同点に追い付かれる。1-1で迎えた後半、湘南は序盤からすみだに対してプレッシングで上回り、ショートカウンターから決定機を何度もつくる。しかし、湘南のフィニッシュを、ことごとく揚石が防ぎ続けた。

 2015年初戦ということもあり、すみだのFPは動きがやや重かった。相手に左右に揺さぶられながらも、高い瞬発力を見せた揚石は不利な状況からもゴールを死守した。

「比較的、やられちゃいけないところ、チームで(ここは打たせてもいいと)決めているところと違うところでやられていたので、『難しいな』というのはありました。でも、後半の立ち上がりに1本、思い通りに止められたのでうまく試合に入れましたし、そこから立て続けでしたが、集中してプレーできたと思います」

 守護神の奮闘にFPも応えた。後半8分には速攻からFP宮崎曉が太見とのワンツーから勝ち越し点を挙げる。そして後半18分には、GK揚石のロングフィードからFP曽根直人が超絶ボレーシュートを決めて、リードを2点に広げた。

 須賀雄大監督が、「年に1回の素晴らしいフィードが出た」と話したように、フィードの能力で言えば、チームメイトのGK大黒章太郎の方が優れている。揚石自身も「フィードの能力で言えば、Fリーグ全体を見ても下の方だと自覚しています」と、苦笑する。見事なアシストについても「あのシーンは自信になりますが、他の場面では、(フィードが)ショートしてピンチを招くこともあったので、そこは改善していきたい」と、謙虚に語る。

 プレーオフ進出の5位以内に入るためには、8位のすみだは負けられない戦いが続く。「このゲームが本当に大事なんだと、自分の中で位置付けていたし、それがプレーに反映されて良かったです。プレーオフまで行ければ、自分たちの土俵になるというか、アウェーでも自分たちを出せると思うので、1戦1戦しっかり戦っていきたいです」と、残り6試合からの逆転プレーオフ進出への強い意欲を滲ませた。

(取材・文 河合拓)

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