今年の国体占う注目対決、U-16東京都選抜がU-16静岡県選抜に逆転勝ち!
ゲキサカ / 2015年3月10日 12時10分
[3.8 ヤングサッカーフェスティバルU-16の部 U-16静岡県選抜 1-3 U-16東京都選抜 エコパ]
次世代を担う若者の育成を目的に行われている「第30回静岡県ヤングサッカーフェスティバル」が8日、エコパスタジアムで開催された。U-16の部ではU-16静岡県選抜とU-16東京都選抜が激突。東京が3-1で逆転勝ちした。
国体少年男子の部優勝20回(単独チームの優勝除く)の静岡と13年国体優勝の東京という、今年の国体を占う“前哨戦”とも言える好カード。U-16日本代表MF吉田峻、FW鈴木魁人ら昨年の日本クラブユース選手権(U-15)大会で準優勝した清水ジュニアユースのメンバー6人やFW中野優太(清水ユース)、右SB中矢裕貴(東海大翔洋高)という早生まれの高校生1年生が先発した静岡に対し、東京はMF品田愛斗、CB長谷川光基(ともに現F東京U-18)ら昨年の全日本ユース(U-15)選手権で優勝したF東京U-15深川のメンバー4人に加え、U-16日本代表のFW半谷陽介や全国高校選手権で先発出場したCB知久航介(國學院久我山高)といった高校生たちが先発に名を連ねた。
立ち上がりプッシュしたのは静岡。素早く前線へボールを当て、2列目の選手たちがスペースへ飛び出すなど前への意識高いサッカーを展開すると、局面ではテクニックを駆使して崩しにかかる。前半7分には中野がPAで巧みにキープし、右サイドを駆け上がってきた中矢がクロス。これを鈴木魁が左足ダイレクトでゴールへ沈めて先制点を奪った。
押し込まれた時間帯に失点した東京だったが、スーパーゴールで流れを取り戻す。10分、カウンターから右中間をドリブルで駆け上がった品田が、相手GKが前目にポジションをとっていたところを見逃さずにハーフウェーライン付近から超ロングシュート。GKの頭上を越えた一撃はそのままゴールネットへ吸い込まれた。「自分はキックが特長。いいゴールだった。そのあと自分たちのペースに戻せたので良かったと思います」という10番の一撃でスコアは1-1となった。
積極的に縦パスにチャレンジしながら攻撃を組み立てる静岡は14分、左SB伊藤駿光(清水ジュニアユース)のクロスが直接ゴールを襲い、21分には左クロスをFW曽根大和(藤枝東FC)が頭で狙う。だが、幅を使いながら攻める東京の攻撃の前に、静岡はプレスで寄せきることができず、自由を与えてしまう。仕掛ける回数を増やした東京は22分、大型MF小林幹(F東京U-15むさし→F東京U-18)が右中間をひとりで打開。スピードに乗ったドリブルで一気にゴールライン際まで切れ込んで折り返すと、中央のスペースを突いたMF渋谷黎聖(三菱養和SC調布ジュニアユース→三菱養和SCユース)が右足でダイレクトでゴールへ押し込んだ。
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