[船橋招待]静岡学園がこだわってきた強度と技術力で強敵・東京Vユースに対抗。2-1で競り勝つ
ゲキサカ / 2024年4月2日 23時7分
[3.31 船橋招待U-18大会 東京Vユース 1-2 静岡学園高 グラスポ]
第29回船橋招待U-18サッカー大会最終日の31日、東京ヴェルディユースと静岡学園高(静岡)が対戦し、静岡学園が2-1で勝った。
前日までの4試合終了時点で東京Vユースは、4連勝の首位。一方の静岡学園は3勝1分で2位だった。首位攻防戦は、静岡学園が勝利。同校の川口修監督が「ヴェルディと最後ここでやれて、良かった」と振り返るように、非常に強度が高く、個々の技術力にも秀でた相手との戦いはプレミアリーグWEST初戦(4月7日、対東福岡高)へ向け、とても貴重な一戦になったようだ。
試合は静岡学園が先制した。前半5分、MF池田双葉(新3年)が縦への仕掛けからクロス。このこぼれ球をMF堀川隼(新3年)が正確な右足シュートでファーサイドのネットへ沈めた。その後は、東京Vユースが主導権。CB坂巻悠月主将(新3年)が落ち着いた守備を継続し、CB川口和也(新3年)ら最終ラインからボールを繋いで前進する。
11分にはスルーパスでFW仲山獅恩(新2年)が抜け出し、18分にもトップチーム昇格のMF川村楽人(新3年)がカットインから右足を振り抜く。そして、19分にはMF今井健人(新2年)の右足シュートが左隅を捉えたが、静岡学園GK有竹拓海(新2年)が横っ飛びではじき出した。
静岡学園はこの日、広範囲のカバーリングを見せていた186cmCB矢澤玲士(新3年)が川村の突破を阻止するシーンも。また、守備能力の高い堀川と汗かき役を全うするMF金野類(新3年)のダブルボランチが中盤の攻防で健闘していた。そして、MF乾晧洋(新3年)らがボールを運ぶ力を見せて攻め返す。22分、静岡学園は右サイドから強引にPAへ潜り込んだSB山内星之介(新3年)がPKを獲得。これを自ら右足で決めて2-0と突き放した。
東京Vユースは後半立ち上がりに決定機を創出。相手を押し込み、右SB小林健(新3年)もラストのシーンに係るが、今大会で4バックと3バックを併用してきた静岡学園も粘り強い守りで譲らない。後半13分、東京VユースはFW半場朔人(新3年)がドリブルで一気に前進。最後はこぼれ球を拾って抜け出した仲山がPKを獲得する。これを川村が右足で決めて1点差。一気に同点を目指すが、守備への切り替えの速い静岡学園は相手が攻め切る前にその勢いを止めていた。
静岡学園はセットプレーやクロスから追加点のチャンスを作ったが、それを活かすことができない。だが、次々とドリブルシュートを打ち込んでくる川村と半場を中心とした相手の反撃を許さず、2-1で勝利した。
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