[特別インタビュー]自身初のタイトルを渇望する槙野智章「レッズでタイトルを」
ゲキサカ / 2015年6月18日 12時9分
Jリーグで首位を走る浦和レッズにおいて、守攻両面で圧倒的な存在感を見せているのがDF槙野智章だ。浦和加入4年目の今季は、悔しさを味わい続けてきた過去3年間の経験を生かし、ひと味違うプレーでチームの勝利に貢献している。日本代表でのレギュラー奪取の期待も膨らむ28歳。明朗快活なその声に耳を傾けた。
ゴールよりも無失点
“DFW”の意識改革
―浦和レッズは現在、Jリーグ第1ステージ優勝に向かって邁進中ですが、充実しているのではないですか?
「僕自身はそういう気持ちはないですね。2012年にレッズに加入してから過去3年間のことを思えば、現在のプレーや成績ではまだまだ満足はしていません。今は勝利を重ねているので結果が出ていると言えるのかもしれませんが、まだ何も成し得ていないという思いが強いんです。ここで満足したら終わりだなという危機感を常に持ちながらやっています。たとえ第1ステージで優勝したとしても、『まだ成し遂げていない』という思いは変わらないと思います」
―それにしても今季は攻守のバランスが良く、得点が多くて失点が少ない。12年にペトロヴィッチ監督が就任してから最強なのではないですか?
「そうですね。ただ、ほんとに欲張りなんですけど、実際のところ、失点はもっと減らせます。考えてみれば仙台戦の4失点(第11節、△4-4)や、鹿島戦のオウンゴール(第13節、○2-1)もそうですし、いろいろな部分をもっと突き詰めていけば、もっと失点は減らせると思っています。そうすることによって、もっと良い結果、もっと良い数字を残せると思います」
―今季は開幕からしばらくは守備陣が耐えることで勝ち、試合を重ねてからは攻撃陣が格段に良くなって勝っている印象です。
「攻撃は確実にステップアップしていますし、チームとして攻守において良いバランスができてきています。振り返れば、2年前は攻撃陣に助けられたシーズンでしたし、昨年は後ろが踏ん張ったシーズンだったのですが、今年は両方とも良いところを出そうというテーマでやっています。その結果、前の選手はしっかりとゴールを奪う、後ろの選手はしっかりと体を張って守るというバランスができています。そこに関してはすごく充実していると思います」
―攻撃陣はチーム内の競争も激しくなっています。
「今季は攻撃陣がかなり補強されました。そんな中、メンバーを固定せずに戦ってきて、今、いろんな選手がゴールを取っています。それはチームの好調を示しているのかなと思いますね」
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