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[特別インタビュー]自身初のタイトルを渇望する槙野智章「レッズでタイトルを」

ゲキサカ / 2015年6月18日 12時9分

―その一方で、槙野選手はまだ得点が少ないですが?
「得点は欲しいですが、ただ、今シーズンに限ってはゴールへの欲よりも、失点をしないという欲のほうが上回っています。攻撃参加をしていないわけではないのですが、リスクをかける時間帯とそうじゃない時間帯、あるいはリスクをかける回数を考えてプレーしています」

―自身のゴールが少ないことは気になりますか?
「そんな気にしていないですよ。一昨年も昨年も『今日はオレが絶対にゴールを取ってやる!』と言うこともありましたが、それは良いところでもあったし悪いところでもありましたから。でも今は自分のゴールよりも、後ろはしっかりゼロで抑えようという気持ちですね」

―それは意識改革に近いですか?
「恥ずかしながら、ディフェンダーとしてプレーしていて、ゼロで終えたときの達成感を初めて覚えたのは昨年なんです。僕は1点取られたら2点取ろう、2点取られたら3点取ろうという、実に前がかりな攻撃的なサッカーの中で育ってきました。ですから、1-0の試合という緊張感のある試合の味を知らなかったんです。昨年からそういう試合の醍醐味を知って、成長させてもらったと思っています」

タイトルへの執着心
「得失点差も強く意識している」

―今、試合で一番気をつけていることは何ですか?
「まずはやはりバランスですね、それと、試合中にボールアウトしたときなど、プレーがストップしたときに近いポジションの選手で集まって、何をしないといけないのかという話し合いが今年は密にできています」

―確かに、今季はピッチで集まって話し合うシーンをよく見ます。
「ピッチ上ではいろいろなことが起こります。その中で、経験のある選手だったり、ミシャ監督と長くやっている選手が中心になって、何をしなければいけないのかということを考えながら、周りに伝えながらやっています」

―ミシャ監督体制になってからの過去3年間の反省を生かしているということですか?
「ベースとしてはやはり攻撃主体のチームなのですが、時間帯によっては、攻撃にリスクをかけるべきではない時間帯もあります。それと、今季の僕たちは得失点差も強く意識しています。去年もそうでしたが、得失点差は(シーズン終盤に)結構、響いてくると思っています。例えば4-0で勝っていても、4-1にされてしまえば、その1失点があとになってどれだけ大きいものになるか、僕らは分かっています。だからこそ、(失点)ゼロへの執着心が生まれますし、取れるときは取る、でも我慢するときは我慢するというメリハリがプレーに出ていると思います」

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