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「初心」で新天地へ…酒井高徳インタビュー「篤人くんはお兄さんみたいな存在」

ゲキサカ / 2015年7月27日 7時0分

 残留争いをしているとき、チームに一番必要なのは良い流れ、良い空気を入れることです。あの時点で言えば、少し自分が悪い流れをつくっていたのかなと思いますし、そこを変えることでチームが良くなるという監督の判断だったと思います。これは僕に限らず、その後もいろんな選手が同じようなことを経験しました。チームが苦しいときは、選手をとっかえひっかえしないといけない時期もあります。そういう意味では、自分なりに受け入れていましたし、またチャンスが戻ってくる可能性も高いと思っていました。そのための準備をしっかりしておこうと思っていましたし、(先発落ちの)きっかけをつくったのは自分の責任なので、もう一度信頼を取り戻せるように練習からがんばっていこうと考えていました」

―ドイツに渡って4シーズン目でしたが、最も苦しいシーズンだったのではないですか?
「本当にそうだと思いますよ。チームが不調の中で、自分自身もどこか乗り切れないな、乗ってこないなというのを感じることもありました。どんなチーム状況であっても、自分のプレーをしっかり出すというのは昨シーズンで出た新たな課題だと思います。これまであまりそういう経験をしてこなかったので、自分では良い経験になったかなと思っています」

―新シーズンに向けての思いはいかがでしょうか?
「まずは同じ失敗を繰り返さないということですね。初心に戻るといいますか、試合に出場するために自分がどういう行動を取るべきか。日頃の生活やトレーニング態度、試合に対する準備。そういうことに重点を置いてやっていこうと思っています。それができてなかったわけではないですが、自分がこういう状況に陥ったということはいろいろなことを変えないといけないと思いますし、初心に帰って自分自身の考え方、プレーを変えていきたいと思っています」

ハリルホジッチ監督は
「当たり前の規律しか言わない」

―昨年のブラジルW杯では出番がありませんでしたが、アギーレ監督の下では全試合に出場し、今年1月のアジア杯にもフルタイム出場しました。日本代表のレギュラーとしてプレーした半年間にはどんな意味がありましたか?
「日本代表で自分のプレーを出すという部分では、徐々に慣れも出てきて、自分らしさを表現できるようになったと思っています。そういうプレーを代表で出すことによって、周りからも『よくなったな』とか、いろんな声をもらって、代表に対する自信も付きました。でも結局、その時期しか代表では試合に出られていないという現状もあります。たくさんのライバルがいますが、ずっと代表で試合に出続けるということを意識したいですね。あの半年間は通過点であって、自分の中では大した成績にもなっていないと思うので、もっともっとというのが正直な気持ちです」

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