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「初心」で新天地へ…酒井高徳インタビュー「篤人くんはお兄さんみたいな存在」

ゲキサカ / 2015年7月27日 7時0分

―アギーレ監督のあとを継いだハリルホジッチ監督はどんな監督ですか?
「規律に厳しい監督ですが、それは決して悪い意味ではないです。サッカーの部分でも、サッカー以外の部分でも、チームが勝つために必要な規律しかありません。一般的に規律に厳しいとされる監督の話を聞くと、理不尽なことが多かったりしますが、ハリルホジッチ監督にはまったくそういうことはないですね。チームに必要なこと、当たり前の規律しか言わないので、納得できるというか、素直に受け入れられます。

 メディアの方もよく聞いていると思いますが、『試合に出てない選手が100%のコンディションになるわけがない』という言葉も、本当にそのとおりだと思います。日本の力になれる選手が試合に出るという優先順位には僕も納得しています。6月の試合に出られず、周りからは『残念だったね』と言われましたが、自分はクラブで試合に出ていなかったですし、そういう選手が代表の試合に出る資格はないのかなとも思っていました。もちろん、試合に出るための準備は100%やっていましたが、そういう意味でハリルホジッチ監督は全員に平等というか、チーム全体をうまくまとめてくれる人かなと感じています」

―ミーティングの回数も多く、話も長いそうですね。
「本人はいつも『話し過ぎないから』『すぐ終わるから』と言ってますけど、僕らは『全然、すぐじゃないじゃん』って(笑)。最近は毎度のことなので、『すぐ終わるから』と言われても『どうせすぐじゃないんだろうな』と思って聞いています。もう慣れましたね(笑)」

―サイドバックの争いも熾烈ですね。
「それぞれ個性のあるサイドバックばかりだと思います。一人ひとりが良いものを持っていますが、自分にも代表で長くやってきた自信があります。自分はこういう選手だというものも持っているつもりですし、それを代表で出せる自信もあります。だれにも負けないという気持ちでやっています。同時に各選手が良いものを持っているので、それは見て盗みたいとも思っています。いろんなサイドバックの選手から『こういうのも必要なんだな』というヒントや材料をもらっているので、ライバルでもありますが、それぞれが先生みたいなところもありますね。いずれにしても、良い競争ができていると思います」

―だれのどんなところを見て盗もうと思うのですか?
「先日の代表戦で言えば、(酒井)宏樹はクロスの精度が高いですし、対人の強さもあります。(太田)宏介くんも良いクロスを持っているので、練習中からどういうふうに蹴っているのか聞いたりしますし、クロスを上げるタイミングや位置、どういう質のボールを上げているのかを見ると、本当にすごく参考になります。(長友)佑都くんはずっと一緒にやってきていますし、オーバーラップのタイミングや、後ろでどういうふうにサポートしているかといった守備のポジショニングは注意深く見ています」

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