FIFA次期会長選、UEFA事務局長のインファンティーノ氏もUEFAの支持受け立候補
ゲキサカ / 2015年10月27日 9時43分
欧州サッカー連盟(UEFA)は26日、次期UEFA会長選候補としてジャンニ・インファンティーノ現UEFA事務局長を支持する方針を決めたと発表した。これを受け、同氏はFIFA会長選へ立候補したと正式に表明している。
ゼップ・ブラッター会長の後任を決めるFIFA会長選は来年2月26日に行われる予定。10月26日が立候補届けの締め切りとなっていた。UEFAからはFIFAの副会長であるミシェル・プラティニ氏も立候補しているが、現在は90日間の職務停止処分を受けているため、立候補が認められるかどうかは不透明な状況だ。
UEFA理事会は声明を発表。「FIFA次期会長選挙は、サッカー界のガバナンスとFIFA自体の未来における重要な局面となる。我々はジャンニ・インファンティーノ氏こそ、さまざまな課題を克服するために必要な資質をすべて備え、公正性と信頼を取り戻す道を歩もうとするFIFAを正しい方向に導く人物だと確信している」
「ジャンニはUEFAで素晴らしい仕事を成し遂げており、管理者としてトップクラスの実績を積んできたばかりか、世界中のサッカー界の利害関係者たちとも良好な関係を築き上げている。これまで長期間にわたり、FIFAの変化と新たな成長の必要性を訴え続けてきたインファンティーノ氏は、サッカー界を統括するFIFAの上層部に新鮮かつ見識のある声を届けることになるだろう」
「我々はジャンニが立候補の意思を固めてくれたことを嬉しく思う。FIFA会長選に向け、我々は全力で彼をサポートする。現在は推薦に必要な手続きを進めている段階であり、今回の立候補に関する本人の声明は本日中に発表される予定だ」
これを受け、インファンティーノ氏は「UEFA理事会の決定により、私は本日、必要な推薦状を得て次期FIFA会長選挙に立候補したことをここに宣言する」と正式表明。
「サッカー界でのキャリアをとおして、私はこの偉大なスポーツに最上の利益をもたらし、その良きガバナンスと真の高潔性という原理を支えるべく常に力を尽くしてきた。UEFAで我々が達成したこと、組織としての行動には大いなる誇りを抱いている。UEFAの核となる価値観は、世界の多くのサッカーファミリーにも共有されている」
「私の考えは時宜に応じて、この先に待ち受ける試練と機会を盛り込んだマニフェストの中で詳しく述べるつもりだ。それは改革の必要性に基づいたものとなると同時に、大小を問わず、209カ国のサッカー協会の利益に誠実に奉仕し、サッカーおよびサッカーの発展を最優先課題とするFIFAのためのものとなる」
「会長に選ばれた暁には、FIFAに世界ナンバーワンのスポーツを威厳と敬意を持って統治するに値する組織となってほしいと願うすべての人々と協力し、この改革を導いていきたい」
「このように数多くの友人や同僚たちの強力な支持を受け、サッカー、そしてその利害関係者に奉仕する新生FIFAのためというビジョンを持って立候補できたことを、恐縮かつ光栄に思っている」とコメントを発表した。
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