[選手県予選]前半4-0から一転、後半は我慢の展開も教訓活かして勝利!四日市中央工が全国へ:三重
ゲキサカ / 2015年11月15日 11時21分
[11.14 全国高校選手権三重県予選決勝 四日市中央工高4-2海星高 三重交通グラウンドスポーツの杜鈴鹿]
14日、全国高校サッカー選手権三重県予選決勝が、三重交通グラウンドスポーツの杜鈴鹿にて行われた。決勝に残ったのは2年ぶりの出場を目指す四日市中央工高と、初出場を目指す海星高。立ち上がりから昨年の悔しさを晴らすべく猛攻を重ねる四中工が次々とゴールを奪う展開となったが、後半は海星が猛反撃を展開し、終わってみれば4-2の乱打戦となった。
開始早々から四中工はまずロングボールを多用して相手を押し込む。「最初の5分はそういう約束事だった」(MF森島司)と言うように、短くつないでリスクを負うのではなく、シンプルに蹴っていく。その様子からも「油断」の二文字はまったく見えない。相手を軽んじることなき三重の名門は、11分に早くも先制点を奪う。森島の左CKにFW原田大輝がニアで合わせる「練習どおりの形」(森島)で試合の主導権を完全に牛耳った。
「あの先制点。あれは痛かった」と海星・青柳隆監督が嘆いたように、何とか最初の10分をしのいだ直後の初めてのCKから失点するという流れはいかにもまずかった。1点を取り返しに行く流れの中で四中工の攻撃力にさらされることとなる。まず29分には森島のサイドチェンジを起点にMF上田航大が左サイドを破っての折り返しをMF小林颯が決めて、2-0。37分にも小林が決めて3-0とすると、続く38分にはドリブルで力強く持ち込んだFW伊藤圭都が見事なゴールを決めて、4-0。早くも勝負は決まってしまった。ほとんどの観衆がそう思ったに違いない、無惨な展開だった。
だが、「選手権予選はやっぱり何か違う。普通にやればいいだけなのに、突然普通にできなくなる」(四中工・樋口士郎監督)。後半、まさかの展開が待っていた。青柳監督は「僕は『悔いを残さないで最後までやり切ろうよ』と話しただけ。選手たちが(気持ちを)見せてくれた」と振り返るが、交代策が当たったのも確かだ。ハーフタイムに二枚替えを敢行すると、そのうちの一人、1年生の10番・三輪翔真が観衆を魅了することとなった。
まずは後半11分、FW上野智也の左サイドからのクロスに三輪翔が頭で合わせて1点を返す。決して簡単なシュートではなかったが、「ヘディングは全然(うまくない)です」と三輪翔は苦笑い。そんな意外性のあるゴールは、海星のテンションを完全に変えた。「失点したあと、相手の勢いにのまれてしまった」(小林)と四中工側が振り返ったように、ここから海星ペース。14分には上野のパスを受けた三輪翔が2点目のゴールを突き刺し、2点差へと迫ってみせた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[MOM4688]大津MF高本祐二郎(1年)_「絶対仕掛けて、決めてやろう」。投入4分後に得意の左で決勝点
ゲキサカ / 2024年5月7日 2時3分
-
広島が今季リーグ初黒星 20歳の新鋭がJ1初ゴールも…名古屋戦で3失点、不運なOGで競り負ける
FOOTBALL ZONE / 2024年5月6日 17時0分
-
[関東大会予選]日大豊山が初の「東京代表」に!80分間走り、戦い続けて選手権3位の堀越を1-0撃破
ゲキサカ / 2024年5月2日 12時57分
-
[プリンスリーグ東海]6発大勝の清水ユースが3連勝…磐田U-18の開幕からの連勝はストップ:第4節
ゲキサカ / 2024年4月28日 13時35分
-
[プリンスリーグ東海]藤枝東&磐田U-18が開幕3連勝…劇的逆転勝利の浜松開誠館は初白星:第3節
ゲキサカ / 2024年4月20日 18時24分
ランキング
-
1市議会まで動かした大谷翔平…記念日制定に「生きる伝説」 SNS騒然「偉人の域」
Full-Count / 2024年5月18日 7時47分
-
2大谷翔平 リーグ単独トップ&両リーグ最多タイ13号 大谷の日&父の62歳誕生日に3戦ぶり一発で祝砲
スポニチアネックス / 2024年5月18日 11時53分
-
3「やっぱ持ってる」大谷翔平、“記念日”に自ら祝砲!「日本も早くしないとな。アメリカに先越されとるで」
スポーツ報知 / 2024年5月18日 13時56分
-
4霧島が「頚椎症性神経根症」で休場 再出場せず大関陥落へ「検査と治療も兼ねて4日間入院」師匠が明かす
スポニチアネックス / 2024年5月18日 12時25分
-
5ロッテは延長12回引き分け 佐々木朗希の162キロ、12奪三振の力投も勝利に結びつかず
スポニチアネックス / 2024年5月17日 22時4分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください