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[新人戦]「全てのタイトルを取るくらいの意気込みでいきたい」鹿島学園が4発快勝、茨城制す!

ゲキサカ / 2016年1月24日 9時18分

 意地で1点を返そうとする明秀日立は31分に縦パスからDFを振り切った小磯が決定的な左足シュートを放ったが、これはGK木村壮宏(2年)がセーブ。それでもアディショナルタイムにSB平井雅大(2年)が上げたクロスのこぼれ球を大野が右足でねじ込んで1点を奪った。だが、試合は4-1で鹿島学園が勝利。塩野は「本当は無失点が良かったけれど、チーム全員がディフェンスから入るという意識で全員がよく出来たかなと思います」と納得の表情を見せていた。

 鹿島学園は昨年、県1部リーグと関東大会予選を制したものの、総体、選手権予選はいずれも準決勝で競り負けて全国には手が届かなかった。塩野は「(最後に差となったのは)フィジカルの部分。体の当たりや大きさだったり。技術はあったけれど、明秀日立にもそこで負けたかなと思います。でも、昨年までは個々でやっていた筋トレをチームで始めていますし、欠点をしっかり改善していきたい」と力を込める。取り組みの自信か、それとも効果か、この日はボールサイドの攻防で力負けするシーンは少なかった。好スタートを切ったチームについて鈴木雅人監督は「先細みしないように。ひとつ取れたから(全てのタイトルを)狙ってはいますけれど、一つひとつ、目の前のところから行かないといけない。どの大会も一生懸命ぶつかっていきたいと思っているので。それで結果に繋がってくれればいい」。また上田は「(選手権は)3年間出ていないし、去年も全国ベスト8を掲げていたんですけど、全国にも出れなくて。県リーグ1位でそこで過信して気の緩んだところをやられたと思うので、全てのタイトルを取るくらいの意気込みでいきたいですね」と意気込んだ。

 一方、選手権出場から準備期間が少なかった明秀日立は主力数人を欠いていたとは言え、安易にシュートを打たせてしまうなど、球際の迫力や際の部分での姿勢含めてこれからという印象だ。萬場監督は「(準備期間の少なさを)言い訳せずにこれが現状の力」と選手たちに説き、「(ここからの)伸び率で勝負したい」と口にした。また、大野は「ここからもっと一人ひとり合わせて関東大会目指して頑張りたいです」。昨年、夏冬連続全国出場し、選手権1勝を挙げた新鋭は悔しい敗戦の借りを必ず返す。

(取材・文 吉田太郎)

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