[新人戦]昨年の大分4冠から今年は全国上位へ、大分がヘッド3発で塩田工破る
ゲキサカ / 2016年2月13日 5時15分
朴監督は「もうちょっと上で戦いたい」と語るが、今年はそれを実現できるだけのポテンシャルがある。永松が「一人ひとりの個の力はあまり強くない。連係しないと勝てない」と語るように全国トップクラスのタレントはいないかもしれないが、それでも「一人ひとりが色々なポジションのことを理解して、どこで、誰が出てもいいように意識してきた」(永松)というチームは個々が複数のポジションを水準以上のレベルでこなし、徹底されている「考える事」を継続することで違いを相手との差をつくり出している。
その磨いてきた「考える事」や連動性高いサッカーをより高いレベルで発揮して、勝利に結びつけること。今大会の優勝チームは全国の強豪や年代別日本代表チーム、海外からの招待チームたちと戦うサニックス杯国際ユースサッカー大会の出場権が得られるため、大分イレブンはスタッフたちから「1位になればサニックスでできる」と鼓舞されているという。永松が「そういうところでできることも自分たちの力を上げるために必要になってくると思いますし、去年に比べたら高いところを目指してやっていくことが大事だと思います。全国で勝つチームになることがテーマ。全国出て、自分たちのサッカーで勝つことが重要」と口にするように、より上を目指す大分はまず今大会で九州トップレベルの相手を突破する。
[写真]九州制覇を目指す大分の10番、永松
(取材・文 吉田太郎)
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