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度重なる逆境もDF井林「それでもやらなきゃいけない」…試練乗り越えた東京V

ゲキサカ / 2016年6月20日 13時8分

 とはいえ井林には後悔があるという。得点後、井林の元にはアシストの善朗をはじめ、中後や井上、DF平智広、MF杉本竜士が一目散に駆け寄っており、ピッチ上のメンバーと喜ぶので精一杯。ベンチ前に走り込むことはできていなかった。

 主将は「(得点後の)パフォーマンスが分からなかった。ベンチの皆のところにも行けなかったし、せっかく逆転したんだから、もう少し時間をかけろよと、そこは反省点です」と冗談交じりに話した。

 これでもかと迫り来る試練を跳ね除け、総力戦で勝ち点3を手に入れた。昨季は若いチームの勢いで躍進をみせていたが、若さゆえの脆さも併せ持っていた。しかし、今ではこのような展開でも崩れずに耐え切る勝負強さ、メンタリティも身に着けはじめたように見受けられる。前節・千葉戦では0-2から追いつき、今節では0-1からの逆転勝利だ。

 次節・C大阪戦は2戦連発中の澤井が累積警告による出場停止となり、負傷した大輔の出場は不透明な状況。それでも、このくらいの不安要素は吹き飛ばすほどの逞しさが、チームの底にはあるはずだ。今季は17位に低迷しているものの、選手各々とチームは後退している訳ではなく、ささやかながらも確実に前へ進み続けている。この勝利を契機に、再び5連勝した昨夏の再現といきたいところだろう。

(取材・文 片岡涼)

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