ハリルの“条件”満たすシュミット・ダニエル「チャンスだと思って」
ゲキサカ / 2016年10月18日 2時40分
初々しい表情で初日のトレーニングを振り返った。日本代表候補のGKトレーニングキャンプが17日、大阪府内でスタートし、代表候補初選出のGKシュミット・ダニエル(松本)は「楽しかった。トレーニングも新鮮で、雰囲気もいいし、明日からが楽しみです」とはにかんだ。
GK西川周作、GK東口順昭といった日本代表の常連GKに、リオデジャネイロ五輪に出場したGK中村航輔、GK櫛引政敏。日本を代表するトップレベルのGK陣とのトレーニングは刺激の連続となった。「細かい一つひとつのプレーをミスなく確実にやる部分はみなさん、自分より優れている。見て盗んだり、話を聞いたりしていきたい」。3日間のミニ合宿で、できる限り吸収していくつもりだ。
異色の経歴も注目を集めている。アメリカ人の父を持ち、GKに転向したのは高校から。中央大時代に全日本大学選抜には選出されているが、これまで年代別の日本代表に招集歴はなかった。それでも、代表候補初選出の一報には「やっと来たなという思いだった」という。
「今年のパフォーマンスは全然ダメだけど、去年は比較的悪くないパフォーマンスだった。それを踏まえて今年は何らかの形で代表に絡めたらと思っていた」。まだ“代表候補”ではあるものの、大きな一歩であるのは間違いない。
「口数が多いわけではない」と本人が話すようにピッチ外では物静かな雰囲気も見せるが、「試合では別人になってやっているつもり」と、声でも最後尾から存在感を出すことを意識している。ハリルホジッチ監督は「現代フットボールでは(身長が)190cmないと、良いGKとは言えない」と、“GK論”を展開したが、「今年最初に測ったら“7”になっていた」という197cmの大型GKは、その“条件”を満たしている数少ないGKの一人でもある。
「ヨーロッパのいろんなGKを見ていても、(GKが)190cm以上のチームもあれば、185cmぐらいのチームもある」。身長がすべてではないが、アドバンテージになるのも確か。ハリルジャパンに突如現れた新星は「監督が求める以上はチャンスだと思って、実力を付けて、早く使いたくなるようなGKに成長していければ」と、あらためて決意を口にしていた。
(取材・文 西山紘平)
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