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弱点克服の先に見据える夢…明治大MF中村健人、ヒガシの10番から紫紺のルーキーとなった今

ゲキサカ / 2016年11月25日 11時0分

アディダス「RED LIMIT PACK」に新たに登場した「ACE 17」を着用した中村健人

 来るべき日、紫紺のMFは急加速で上のステージへ駆け上がっていくはずだ。明治大のルーキーMF中村健人(1年=東福岡高)は目標であるプロ入りを見据え、マイペースに歩みを続けている。

 今年1月の全国大会で東福岡高を日本一に導いた“ヒガシの10番”。今は実力者揃いの明治大で出場時間を伸ばすべく、『個の力』を鍛えている真っ最中だ。その視線はプロになる日を見据えて、揺らぐことはない。大学4年間のプランを立て、夢への距離を縮めている。

 今は雌伏の時。それでも必ずや再び、スポットライトを浴びる日はやってくる。東福岡の赤いユニフォームをまとった姿ではなく、深みを増した明治大の紫紺のユニフォーム姿で。自らの足でその日を引き寄せるべく、トレーニングへ励んでいる。自らを“マイペース”と称するように、どんな状況に置かれても動じずに、淡々と受け入れては前へ歩みを進めていく中村。大学1年目のシーズンも終盤に差し掛かった現在地は?

―東福岡高から明治大へ進学。大学リーグのデビューは4月16日に行われた第3節・流通経済大戦での途中出場でした。今振り返って、出だしは順調でしたか?
「高校選抜の欧州遠征を終えて、明治大へ帰ってきたときには、もうMF佐藤亮(明治大1年=FC東京U-18)がリーグデビューしていたので。『(1年生のなかでデビューするのは)一番が良かった』とは思いました(笑) でも全体的に見て、大学リーグでのデビューは遅くなかったので、出だしとしては悪くはなかったかなと思います」

―大学サッカーへ進むなかでの戸惑いなどはありましたか?
「試合に出たときは、もっと出来るなと思ったのですが。明治大の練習で先輩とやるのが、自分としては一番やりにくさを感じました。紅白戦では明治大のスタメンの人たちとプレーするわけで。その紅白戦が一番厳しくてレベルが高いです」

―大学のリーグ戦よりもチーム内の紅白戦が厳しい?
「自分としてはそうですね。距離感がまず違います。明治大は一対一の練習をたくさんやっていて、自分がボールを持ったときに、どれだけフェイントをしても全然相手をはがせなかったりします。個で負けないことをテーマでやっているので、個人で一枚はがすまでは何も出来ないという状況。それに、みんな身体能力も高いので、スピードだけで抜くのは難しいです」

―『スピードだけで抜くのは難しい』ということですが、プレー中により意識している部分はどこですか?
「ボールを受けた瞬間に、どれだけ早く選択肢を広げられるかは意識しています。あとはボールを持っているときの強弱、パスを出すタイミングですね。ここは少し遅くいこうとか、味方が走っているときにちょっと遅めのボールなのか、早めのボールなのかとか。相手のタイミングをずらしつつ、味方にはぴったりと合うパスを出す。そういうのは意識しています」

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