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昨年は4発、今年は「自分の大会に」。青森山田の10番MF高橋壱晟が挑む最後の冬

ゲキサカ / 2016年12月22日 7時0分

―スピードの面だったり、壁を乗り越えることは難しかったのでは?
「中学校のままの自分だったらプロは決まっていなかったと思っていて、転機になったのは去年の選手権です。2年生の後半になってから監督に『ゴールに対して貪欲になれ』と言われてから一番成長した時期で。その時が一番良かったのかなと思っています」

―プロに近づいたのもあの大会。去年の選手権はどんな大会だった?
「今までやってきたサッカー人生の中で、今のところ一番大きな大会で、本当に自分をプロに近づけてくれた大会で思い入れがあります」

―昨年は、絶対に活躍するんだという前のめりになるくらいの気持ちがあった?
「そうやって考えると、『活躍するぞ』とは思っていなくて、『チームのために』ということだけを考えていた結果がああいう形になりました」

―優秀選手に入っていなかったり、高校選抜に入れなかったのは意外だったけれど
「ちょっとは期待していたんですけど、点を取ることはしましたけれど、まだまだ足りないことが多いなと感じたので、やり残したというよりはまだ足りない部分が多かったという感じです。ボランチとして点を取るだけじゃもちろんダメなので、ボランチとして最低限必要なボールを失わないことだったり、ゲームを組み立てることだったり、守備のところもそうですけど、そう考えると点を取っただけというのは……」

―今年はその部分が強調されている一方で得点数が伸びてはいない印象だが
「そうなってはダメだなということを分かっているんですけど、あまり取れていないのはそういう部分に気をつけているからかもしれないです。ボランチをやりながらも、自分の決定力の部分だったりを出していけるようにしていかないといけないと思っています」

―去年の準決勝は最後の最後のところの1プレーで失点して敗れたが、そこから学んだ教訓とは?
「あのシーンはラインを上げなかったんですけど、一つの守備だったり、一つの攻撃の怠り、怠けた部分でサッカーは決まってしまうのでそういうのをチーム全体として突き詰めていかないと最後ああいう結果になってしまうと感じました」

―終わった瞬間、どのような感覚だった?
「(日本一が)こぼれ落ちた感じだったので……終わった後はやり切った感じだったんですけど、『まだ、やれたな』というのはあったかもしれないです」

―(前主将の)北城選手たちからは何という言葉を
「『自分たちの悪かったところを来年のチームはそうならないようにして絶対に優勝して欲しい』と言われました」

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