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W杯最終予選4戦連発も「やれないわけないと思っていた」…FW原口元気、僕は“エース”ではなく“駒の一つ”でいい

ゲキサカ / 2017年1月18日 18時32分

褒められたくないし
常に怒られていたいタイプ

――ボランチでの起用もありましたが、16年9月6日に行われたロシアW杯アジア最終予選タイ戦で左サイドで起用されます。

「久し振りに左で使ってもらって、これを逃したら終わりだと思っていました」

――そこまでの覚悟を持って試合に臨んでいたのですか。

「チャンスは1回だけだと思ったし、ここでパッとしなかったら、もうこのポジションでは使われないだろうし、代表にも残れないと感じていた。これが、ラストチャンスだと思ってピッチに立ちましたね」

――ただ、その試合で見事にゴールという結果を残します。

「本当にあのゴールは、僕にとって大きかったですね。あそこでゴールを取れたから、次の試合ではある程度、余裕が生まれたし。タイ戦は本当に自分自身にプレッシャーを掛けて臨んでいたので、そこで結果を残せたのは大きかったと思う」

――今までのサッカー人生でもプレッシャーに打ち勝ってこれたタイプでしょうか。

「好きなんですよね、そういう状況の方が。ギリギリまで追い込まれる状況が好きと言うと、何か気持ち悪いですけど(笑)。でも、気持ち悪い半面、楽しいと思うんですよ、そのヒリヒリ感が。監督にも褒められたくないし、常に怒られていたいタイプです。下手に褒められるのではなく、『お前、次の試合でダメだったら先発から外すからな』と言われて、常にプレッシャーを掛けられ続けたい感じです」

――褒められると?

「サッカー界は、本当に3日後には状況が変わります。仮にヘルタで、『ゲンキ、今日はメチャクチャ良かったぞ』と言われても、次の試合で良いパフォーマンスを見せられなければ、すぐに外されてしまう。だから、下手に褒められるくらいなら、何も言われたくない。一試合で簡単に状況が変わると思っているので、プレッシャーを掛けられていた方が常に危機感を持って臨めるので、僕はそっちの方がいいですね」

――ただ、ヘルタのパル・ダルダイ監督も日本代表のハリルホジッチ監督も、原口選手が好パフォーマンスを見せれば称賛の言葉を送りますよね。

「うーん。何て答えていいか分からないですね、そこは(笑)。でも継続して使ってもらっているので、監督からの信頼は感じています。継続して使ってもらうには、やっぱり信頼が必要だと思っているので。まずは試合に出ることを考えて、ピッチに立てば監督の要求を一番最初にこなそうとして、二番目に自分の良さを出すにはどうすればいいかを考えています。そういう意味では、監督にとって使いやすい選手になってこれているのかなとは感じますね」

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