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俺、目立ちたいんです!! 千葉MF高橋壱晟、ゴールにこだわる“武器のない男”

ゲキサカ / 2017年2月22日 7時30分

プロ1年目の意気込みを語ったジェフユナイテッド千葉MF高橋壱晟

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 青森山田高3年時、背番号10を背負ってプレミアリーグチャンピオンシップと全国高校選手権を制し、2冠を経験したMF高橋壱晟はジェフユナイテッド千葉に加入してプロ生活をスタートさせた。高校選手権で5試合連続ゴールを記録するなど、中盤の選手でありながらも高い得点力を装備する男が、ゴールへの強いこだわりを語った。

朝5時半の練習に現れた男
「ここまでしてくれるんだ」と感じた熱意

――昨季、高校生としては最も早い6月に加入内定が発表されました。早い段階での千葉加入の決め手を教えて下さい。
「スカウトの稲垣(雄也)さんの熱意を感じられたことは大きかったですね。当然、千葉の環境はすごく良いと思ったし、伝統あるクラブということにも惹かれましたが、それに加えて本当に稲垣さんがすごかったんです」

――どういう部分で熱意を感じたのでしょうか。
「まず、2年生の選手権が終わったときにいち早く声を掛けて頂けたし、毎週のようにプレミアの試合を見に来てくれました。それと、山田の朝練は5時半に始まることもあるのですが、そこにも来てくれたんですよ。朝早いから、暗い中で練習していたら、誰かの視線を感じて(笑)。『誰かな?』と思っていたら、『おう、壱晟!!』と稲垣さんから声を掛けられて、超ビックリしました。『練習を見に行くよ』ということも聞いていなかったので、『ここまでしてくれるんだ』『ここまで自分のことを欲しがってくれているんだ』と感じることができたのは、千葉に行こうと決めた大きな理由の一つです」

――一時は大学に進学することも考えていたようですね。
「プロで通用するかどうか、本当に自信がなかったんです。だから、大学に行った方が将来的に可能性が広がると思い、進学も考えましたが、『自分が一番に目指しているものは何だろう?』と考えたときに、やっぱり『プロサッカー選手だ』と思ったんです。それと、2年生の選手権後に千葉の練習に2、3日参加したのですが、自分が思っていた以上の手応えがありました。もちろん、すぐに通用するとは思いませんでしたが、あと1年山田で力を付けていけばプロでも通用するかも知れないと思え、進学の考えは捨ててプロ1本で考えるようになりました」

――プロの世界を肌で感じたことで、その世界で生きていこうと決断できた。
「あと、アランダ選手と話す機会があったのも大きかったですね。練習参加したときにちばぎんカップがあったのですが、そのときのアランダ選手のプレーを見て、『こういう選手になりたい』と思ったんです。そうしたら、その後の練習参加のときに稲垣さんがアランダ選手と話す機会を設けてくれました。1時間くらい話した中でプロでやっていくための心構えや、謙虚さと努力することは絶対に忘れてはいけないということを教えてもらい、その後の意識は変わったので、高校3年の1年間は本当に一日一日を大事に過ごせたと思います」

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