サッカー、スポーツで活気づく高知県黒潮町、人工芝グラウンド建設で新たな高知サッカーの拠点、合宿地のメッカに
ゲキサカ / 2017年3月12日 8時17分
高知県西部に位置する「クジラに逢える町」黒潮町。「人が元気、自然が元気、地域が元気」 を合い言葉にする人口1万人ほどの町は近年、スポーツ、特にサッカーの力によって活性化してきている。17年7月には町内の高知県立土佐西南大規模公園スポーツゾーンに2面の人工芝グラウンドがオープン予定。行政、スポーツ事業の中心となっている「NPO砂浜美術館」、そして地域が一体となって、高知サッカーの新たな中心地として、各種スポーツの合宿地として発展しつつある。
黒潮町は地域経済の活性化及び、交流人口の拡大などを目的に2011年度からスポーツと観光を組み合わせた「スポーツツーリズム推進事業」をスタート。天然芝の陸上競技場と球技場(大人用コート1面、少年用コート1面)、そして2面の多目的広場(現在人工芝グラウンド化へ工事中)、また体育館、テニスコートなどが整備されている高知県立土佐西南大規模公園スポーツゾーンを活用して各種スポーツ団体や大会を積極的に誘致してきた。
太平洋に面した約4kmの美しい砂浜を持ち、「土佐カツオ一本釣り漁業」が盛んで、自然資源を活かした「ホエールウォッチング」、「天日塩づくり」、「カツオのタタキづくり」などの体験型観光も人気の黒潮町。「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」をコンセプトに、「NPO砂浜美術館」が毎年開催している「Tシャツアート展」や「潮風のキルト展」などのイベントも人気を博してきた。
だが、12年に内閣府が発表した南海トラフ巨大地震の被害想定で町の津波高が34mとされ、観光客低下が懸念に。それでも、黒潮町スポーツ推進プロデューサーである伊藤誠氏が「(黒潮町は)スポーツでやるしかない、と。ここの環境の良さと人の熱心さがリピーターを呼んでいったと思います」と語るように、天然芝のグラウンドと自然豊かな環境、町の家庭的なおもてなし、そして関係者の情熱もあって、スポーツ関連での宿泊者数は11年度の年間357人泊から15年度にはサッカーを中心に5,119人泊にまで増加し、16年度はさらに1.5倍以上の伸びが予想されている。
サッカー環境は人工芝グラウンドの完成でさらに充実。15年度全国高校選手権8強、16年のプリンスリーグ四国で優勝している地元・高知の強豪、明徳義塾高の小松晃監督は「1種(社会人・大学)から5種(女子)まで色々な人が使用できて、イコール、サッカーが好きな関係者が地元高知県の黒潮町に来て頂ける。高知県のサッカーにちょっと火がついたらと」と期待する。
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