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日本代表メンバー発表、ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年3月16日 21時26分

 特に経験を積んだ選手とはたくさん話している。彼らにとってはもしかしたら最後のW杯予選かもしれない。W杯、アジア杯のあとに私が来た。その少し落ち込んでいた状態より、大きな野心、決断力を持って戦ってもらいたいと思っている。選手は全員がW杯に行きたいという意欲を持っている。もちろん、不運なことに我々だけでW杯に行けるわけではなく、他のチームと戦わないといけない。試合に出る選手は大きな喜びを感じながらプレーして、試合に出なければその喜びも小さくなるが、それはどのチームでも同じ。私がベストだと思うチームを常に使っているので、入らなければ自分より良い状態の選手がいたということになる。私はチームをつくるのに現在、ベストだと思える選択をしている。今回リストに入らなかったからといって次も入らないわけではない。今、いい状態の選手たちを選んだということ。もしかしたら次の試合では別の選手が必要になるかもしれない。日本人選手であれば、Jリーグでプレーしていも、海外でプレーしていても、全員が代表候補だ」

―「試合に出ていなければ呼ばない」と常々言ってきたが、本田や長友を呼んだのは他に選手がいないからか?
「本田は我々のトップストライカー。一番点を取っている。こないだの試合は先発で出なかったが、後半から出て、いいゲームをしたと思っている。本田の代わりができる選手がいるのかということも考えないといけない。私は若い選手も使ってきたが、精神面、メンタル面を準備する中で、若手をプッシュして使ったとき、『できるか』と聞くと、『はい』という答えが毎回返ってくるが、相手に少し敬意を払い過ぎている、少し恐れている姿を感じることもあった。そういった意味でも本田のような選手はこれからも必要だと思う。

 本田、長友の2人はイタリア、欧州でもビッグクラブでプレーしている。そこでトレーニングするだけでもちょっと違いがあると思う。そういう意味でも信頼できる選手。彼らの代表に対する意欲も感じた。彼らを選び続けたのは私だけではない。より良い選手がある日、現れたら彼らを呼ばないかもしれない。他の選手が彼ら以上のものを見せないといけない。ここ10年ぐらい彼らが代表に入っている。プレーだけでなく、存在が非常に重要だと思っている。選手によってはこのような特質の試合に初めて臨む選手もいる。たくさんのプレッシャーがあり、自分たちに悪意が向くような状態で試合をすることもある。そこで私は経験を必要とする。特にUAE戦に向けてはその経験値が重要になる。繰り返すが、彼らより良いパフォーマンスを見せる選手がいれば、彼らのポジションも脅かされていく。ポジションが確保されている選手はいない。(長友)佑都、(本田)圭佑については、彼らの気質も分かっていて信頼できる。だからといってプレーするとは限らない。合流してから状態を見てみたいと思う」

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