小林祐希、EL出場叶わず…16歳CB起用のヘーレンフェーンはPO1回戦敗退
ゲキサカ / 2017年5月21日 3時33分
[5.20 ELプレーオフ1回戦第2戦 ユトレヒト2-1ヘーレンフェーン]
エールディビジは20日、ヨーロッパリーグ(EL)予選2回戦出場を懸けたプレーオフ1回戦第2戦を行った。MF小林祐希の所属するヘーレンフェーンは敵地でユトレヒトと対戦し、1-2で敗戦。2試合合計2-5となり、プレーオフ1回戦敗退が決まった。小林は第1戦に続いてベンチスタート。味方の負傷を受けて前半45分に緊急投入されたが、勝利には届かなかった。
ヘーレンフェーンは、17日の第1戦(1-3)で途中出場からトップデビューを果たした16歳DFキク・ピエリーをセンターバックとして先発に抜擢。また、第1戦でベンチスタートだったエースのFWレザ・グーチャンネジャドもスタメンに復帰した。
2回戦に進むためには最低でも3点以上が必要なヘーレンフェーン。前半9分に最終ラインからのロングフィードで抜け出したFWサム・ラーションが相手GKと1対1を迎えるも、右足のシュートはブロックされた。
序盤に迎えたビッグチャンスを逃すと、前半30分にユトレヒトのCKからDFラモン・レーウィンに右足で押し込まれ、先制ゴールを献上。同30分にはヘーレンフェーンのGKエルウィン・ミュルダーのゴールキックが短くなり、FWリハイロ・ジブコビッチに奪われる。そのままPA内に持ち込まれ、あっさりと追加点を許してしまった。
ヘーレンフェーンの悪い流れは続く。前半42分、左クロスに走り込んだMFペッレ・ファン・アメルスフォールトがPA内右で胸トラップから右足のシュートを試みるも、相手DFが体を張って阻止。アメルスフォールトは着地の際に右足を痛め、一時はプレーを続行させたが、同45分に小林と交代した。
前半は0-2のまま終了。迎えた後半3分、小林のパスを受けたグーチャンネジャドがPA手前中央で倒され、絶好の位置でFKを獲得する。セットされたボールの前にはラーション、MFスタイン・スハールス、そして小林。最初に助走をつけたラーションが右足で直接狙うが、壁を越えたシュートは落ち切らず、クロスバーの上に外れた。
小林は後半7分にPA手前右でパスを受け、迷わずに左足を強振。シュートは枠外に飛んだが、積極性を見せてチームをけん引する。すると同15分、ドリブルでPA内へ抜け出したラーションが追走した相手DFに倒され、PKを獲得。同16分にキッカーのグーチャンネジャドが左足でゴール左隅に決め、1点を返した。
しかし、その後の反撃が続かず、1-2でタイムアップ。2試合合計2-5でプレーオフ1回戦敗退となり、来季のEL出場への道はここで断たれた。
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