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日本代表メンバー発表、ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年5月25日 22時2分

―アウェーでは対策を練って相手に合わせる戦い方をしてきたが、対イラクということで戦術にアレンジがあるのか?
「アウェーの準備ということだが、UAEとの対戦を思い出してほしい。国内でよりパフォーマンスを発揮する、つまりチームを勝たせる選手がいた。右サイドに10番のオマルがいた。ただ、右から中に入ってくる選手だった。だからそこにまず佑都を考え、今野を考え、彼らがコントロールしてほしいということを考えた。戦略としては相手に長所を出させないということ。他の選手をフリーにしたほうがいいと。組み立ての正確性を出させない戦略を取った。10番、7番、彼らが違いを生む。90%違いを生んでいた選手。イラクも長所がある。UAEよりアグレッシブ。テクニックはオマルほどないかもしれないが、自分たちの国では特にアグレッシブさがある。

 もう一回言うが、グラウンド状態がキーになる。グラウンド状態が悪いと、短いパス中心の組み立てができない。つまり空中戦、ロングボールが多くなると予想している。その空中戦に勝つ想定、セカンドボールを奪う想定をしないといけない。向こうは3、4人の選手がドリブルで向かってくる。そこでしっかりボールを奪う。できるだけ早くボールを取る。そして速く背後に行くことが有効になるかもしれない。私はこうやって戦略を練る。相手の短所もある。短所をしっかり突くということ。ただ、長所もある。長所を消しに行くということだが、その準備のための選手を選んだ。

 戦いが大好きで、ボールを奪うことが大好きな選手が必要になる。1か月、1か月半、考えた末のリストだ。それを踏まえたうえで新しい選手がいる。相手に対してどうするか。それを個人に伝え、グループに伝える。我々はテヘランのグラウンドで練習したことがある。ボールは跳ねる。テクニックがあまり使えないかもしれない。ダイレクトなプレーが必要になるかもしれない。個人の素早い動きが必要になる。常にフィジカル的に戦えるかが重要になる。FKで存在感を出していかないといけない。相手にはかなりうまい左利き、右利きがいる。空中戦に強い選手もいる。そういう相手に対して、今野がかなり有用だと思っている。今野、倉田、香川と違う選手だと、また違う状況を生む。4番目、5番目の選手も必要になる。そういうことも含めて戦略を練っている。

 我々も相手を苦しめることができる。我々は常に得点している。最初の15分と次の15分とでは、次の15分のほうが良くない。今回はフィジカルコンディションもキーになる。海外組はシーズンが終わって、何人かはバカンスに入っている。選手には厳しい要求をする。気を緩めるなと。最後の15分は特に体力のフレッシュさ、集中が大事になってくるかもしれない。相手は監督を替えたばかりだ。まだ確実な情報は入ってきていないが、おそらくイラク人がやるのではないか。新しい監督は必ずいろんなことを仕掛ける。(イラクの試合は)各試合、2、3回ずつ繰り返し見た。前回の日本戦も見た。何回かきつい状況に追い込まれた。サウジアラビア戦はイラクが支配して、最後の5分でPKを決められ、それで負けた。

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