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「“ガンバ”と言えば“イチマル”」となれるように…G大阪MF市丸瑞希、20歳の司令塔が目指すべき場所

ゲキサカ / 2017年6月28日 15時35分

――しかし、U-20W杯メンバーにしっかりと選ばれ、グループリーグ第2戦ウルグアイ戦ではスタメンに名を連ねます。初めて世界大会のピッチに立った時の心境はいかがでしたか。
「選ばれて自信もついたし、選ばれなかった選手の気持ちも背負って頑張ろうとしましたが、ウルグアイ戦は緊張感がメチャありました。試合開始の笛が鳴ってからは自分のプレーに集中できましたが、入場のとき、国歌を歌っているときの緊張感は半端じゃなかったです。最終予選で自分が最初に出た(グループリーグ第3節)カタール戦が、それまでの人生の中で一番緊張した試合でしたが、ウルグアイ戦は完全にカタール戦の緊張を超えて、『ヤバい、どうしよう』みたいな感じもあったし、何も考えられない状況でした」

――それだけの緊張がある中、プレーは堂々としていたと思います。
「自分でも不思議なんですけどね(笑)。笛が鳴って走り出し、ボールに触り出したら緊張感が全然なくなった。カタール戦のときもそうでしたが、試合が始まると自分のプレーに集中できました」

――その後の試合はすべて先発出場を果たしました。最終予選では第3戦からスタメンの座を勝ち取りましたが、大会途中から先発に定着する難しさはありましたか。
「逆に最初の試合をベンチから見ていると、チームの修正した方がいい部分が見えたりして、試合に出たときはそこを意識しようとするので、試合に入りやすかったりします。ただ、どんな相手と対戦しても自分のピッチ上での役割は大きく変わらず、やるべきことははっきりしているので、大会の途中から試合に出るようになっても難しさは感じません」

――自分のやるべきことを、改めて言葉にして教えてください。
「まずは最初の入りとしてゲームの組み立て、自分たちの流れを作ることを意識します。もちろん、それだけでは点は取れないから、どこかでアクセントを加え、リズムを変えるパスを出すことをずっと考えながらプレーしているし、試合状況に応じてペースをゆっくりにしたり、速くしたりしながら、ゲームをコントロールすることが求められていると思っています」

自分のスタイルが通用する
そういう感覚はあった

――U-20W杯では落ち着いてゲームをコントロールしていたと思います。
「フリーでボールを受けたら何でもできるというのは見せられたと思うし、仮にボールに触れなくても、自分のところに相手を食い付かせて他の選手を生かすこともできた。特に(グループリーグ第3節)イタリア戦では、右サイドからの攻撃をものすごく相手が嫌がっていたので、特に攻撃面に関しては『自分のプレースタイルが通用する』という感覚はありました」

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