「“ガンバ”と言えば“イチマル”」となれるように…G大阪MF市丸瑞希、20歳の司令塔が目指すべき場所
ゲキサカ / 2017年6月28日 15時35分
――イタリア戦では右サイドハーフの堂安律選手、右SBの初瀬亮選手とのG大阪トライアングルが好連係を見せました。
「(内山)監督もそういう部分を考えて、自分をボランチの右で使ってくれているというのが伝わってきました。自分はたくさんボールに触って調子を上げていくタイプなので、特に律がいたからボールに多く触れられたし、律に出してリターンパスを受ける機会もたくさんありました。やっぱり、G大阪のチームメイトが多かったのは、自分にとってすごくプラスだったと思います」
――堂安選手とのコンビは相手の脅威となり、そのラインから得点も生まれました。
「大体、律がボールを要求してきますが、どこで欲しいかは目を見た瞬間に分かるし、そこに完璧なパスを出したら、あいつが好きなようにやればいいと思っています。得点場面では『前を向け』というメッセージを込めてパスを出しましたが、あんな良いゴールが生まれるとは想像していなかったです(笑)。でも、律だけを見てパスを出していても相手に読まれてしまうから、視野にボヤっとあいつを入れながら、岩崎(悠人)や左の三好(康児)くんや遠藤(渓太)の動きをしっかり見ながらプレーできたと思います」
――試合中は常に冷静に状況を判断しているし、視野の広さも感じます。
「いつも『冷静になろう』『冷静になれ』と思いながらやっていますが、視野が広いわけではないと思います。首を振って周りを見ることは無意識にやっていると思うけど、一度確認した後は大体イメージでやっているし、そのイメージが合ったら良い攻撃につながる感覚です。ボールを受ける前に、ある程度はパスコースを考えていますが、それを決めつけたらアカンと思っているし、ずっと頭をフル回転させながらプレーしています」
――対戦相手の守備で、アジアとの違いを感じることはありましたか。
「足が伸びてくるというのは感じましたが、それも最初の15分くらいでどれくらい伸びてくるかは分かるし、試合中に徐々に慣れていきます。だから、相手の守備に慣れてくる前半の終盤から後半にかけては、ボールを取られたらいけないと思っていました」
――自信を得られた部分もある中で、今後伸ばさないといけないと感じたところは?
「守備面に関してはまだまだ足りません。ガンバには今さん(今野泰幸)や(井手口)陽介くんという良い見本がいるので、先輩方のプレーを見て吸収していき、なおかつ自分の良さを最大限出せるようになれば、もっとレベルの高いプレーができるはずだと思っています」
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