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CBだけど…“違い”は攻撃で見せる!! 柏DF中山雄太「自分の特長は忘れたくない」

ゲキサカ / 2017年7月3日 12時26分

――相手のサイドアタッカーにスピードがある選手がいたため、SBの選手が警戒して引いて構えることもありました。
「SBの選手が引いてしまう気持ちは分かりました。その部分も結構話し合いましたが、それならもう少しはっきりとラインを上げてほしいという意見もあった。確かに緩んでいたというか、『これくらいで大丈夫だろう』という感覚でラインを上げていたときもあり、曖昧なところを突かれて失点してしまったので、上げるときはもっとしっかり上げるべきでした」

――それでも、決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦では守備を立て直しました。
「それまでの試合は相手の攻撃に対しての準備を怠っていたわけではないけど、突き詰められていなかったし、ちょっと緩んでいる部分があったので、原点に帰ってそこを見直しました。イタリア戦では最終ラインにズレが生じて失点しましたが、個人のミスではなく、全体のミスだったので修正はしやすかったし、ベネズエラ戦だけは良い入りができましたが、もっと早い段階で気付かないといけなかったですね。ただ、世界を相手にしてラインコントロールの難しさを改めて感じましたが、そこも楽しさだなと思いました。オフサイドトラップが決まったときとかは、前線の選手も助かるだろうし、そこでマイボールにできますからね」

――攻撃面ではドリブルで果敢に持ち上がるなど、持ち味を出せた部分もあると思います。
「ボールの失い方が悪かったら怖い部分があったし、満足はしていませんが、状況をしっかり把握して持ち上がることができたし、ロングパスを通せる場面も多かったので、『やれるな』という感覚はありました。それだけに相手がもっと嫌がることや、得点につながるプレーをしなければいけなかったと思います」

――サイドチェンジから攻撃にリズムをもたらす場面もありました。
「相手があまりプレッシャーに来ないので、結構蹴らされる場面が多かったですね。自分のキックの精度が試される状況で、比較的、自分の感覚としても通せたと思いますが、満足感はないです。決定的な崩しにつながることはなかったので、その次の展開につながるようなもっと良いパスを出せたはずだと思っています」

――いろいろな課題が見つかり、今後につながる大会になったとも思いますが。
「世界大会を経験できたのは良かったですが、すべてが良い経験になったとは言えません。優勝していたら、良い経験だったと言えるかもしれませんが、やっぱり結果を残せなかったので。グループリーグ突破というチームとしての第一の目標を達成できたことに対しては良かったと言えますが、自分が求めていたものと終わったときの感覚が違うし、自分自身もっとできたんじゃないかという悔しさが大きいです」

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