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FW旗手怜央、反省の60分「何もやっていなかった…」

ゲキサカ / 2017年7月20日 2時34分

U-20日本代表FW旗手怜央(順天堂大)

[7.19 AFC U-23選手権予選 U-20日本 8-0 U-22フィリピン]

 悔しさが残った。そして、改めて感じたものもあった。代表公式戦初出場となったU-20日本代表FW旗手怜央(順天堂大)はスターティングメンバーに名を連ねたものの、ノーゴールのまま後半19分にピッチを後にすることになった。

 序盤から押し込む時間帯が続いた日本だったが、5バックを採用するフィリピンの中央部分をこじ開けられずに、サイド攻撃から好機を伺った。2トップでコンビを組んだFW小松蓮(産業能率大)や途中出場で前線に入ったFW中坂勇哉(神戸)は、最前線からサイドに流れたり、中盤まで落ちたりと動きに変化をつけて組み立てに絡んだ。

 しかし、旗手は「もう少し自分がボールをもらうためにオフの動きを工夫しないといけない。もっとワイドに動くなどした方が良かった」と振り返ったように、中央のエリアでパスを呼び込もうとアピール。だが、なかなか攻撃の組み立てに絡めず、自身がシュートを打つ場面も限られた。

 前半42分にはPA内でボールキープして、MF針谷岳晃(磐田)の攻め上がりを促し、チーム4点目を演出したが、無得点での途中交代に唇を噛む。「初めて公式戦に出て60分くらいプレーしましたが、何もやっていなかったと思う」。

 だが、大きな一歩を踏み出したことは間違いない。「緊張はしたけど楽しもうと思ったし、ピッチに立てたのは良かった」とデビュー戦を振り返ると、「今日は終わったことなので反省して、残り2試合で出場機会があるかどうか分からないけど、しっかり準備して良いパフォーマンスをできるようにしたい」と次戦以降での巻き返しを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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