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勝負強さを見せ付けた長崎総科大附がFW安藤決勝弾で尚志を1-0撃破!初の8強入り!

ゲキサカ / 2017年8月1日 9時23分

長崎総合科学大附高のU-19日本代表FW安藤瑞季は決勝点を決めた。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.31 全国高校総体3回戦 尚志高0-1長崎総科大附高 ひとめぼれスタジアム宮城]

 平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)は31日、各地で3回戦を行った。ひとめぼれスタジアム宮城の第1試合では長崎総合科学大附高(長崎)が尚志高(福島)に1-0で勝利。8月2日の準々決勝では流通経済大柏高(千葉1)と対戦する。

 薄氷の印象もある勝利だった。長崎総科大附・小嶺忠敏監督の言葉を借りれば、「試合に負けて、勝負に勝った」。その試合内容は決して芳しいものではなかったが、勝負強さを見せ付けたゲームでもあった。

 3連戦の3戦目。消耗もある中でしつこくボールを動かしてくる尚志との戦いは難しさもあった。尚志・仲村浩二監督も「前半はうまく(ボールを)動かせた」と言うように、FW加野赳瑠(3年)が「偽の右ウイング」のように外から中へと流動的なポジションを取るなど長崎総科大附のマークをかく乱。「システムが噛み合わなかった」と長崎総科大附のU-19日本代表FW安藤瑞季(3年)が振り返ったように、前半の主導権は尚志の手中にあった。

 だがそれでも“決める”男がいるのが長崎総科大附の強み。23分、FW西原先毅(3年)のパスを受けた安藤は、飛び出してきた相手GKをひらりと宙に舞ってかわすと、落ち着いて左足シュートを流し込む。「パスが良かったので決めるだけでした」という本人の言葉は謙遜というほかない、とっさの技もアイディアも、それを実行する能力も光ったファインゴールだった。

 後半もボールを支配して押し込む尚志に対し、安藤が攻め残っている長崎総科大附がどこかで“一発”を狙い続けるという緊迫した攻防が続く。尚志は後半8分に左SB沼田皇海(2年)のクロスにMF渡邉新史(3年)が合わせる決定機を作り、DF功刀舜也(3年)など空中戦に強い選手が迫るセットプレーでも好機はあったが、長崎総科大附の守備陣もDF田中純平(3年)を中心に粘り強く対応。クロスへの対応とロングキックの質を見せたGK湊大昂(3年)の流れを相手に渡さないプレーも光った。

 結局、1-0のまま試合は動くことなく規定の70分を終了。「相手は自分たちより上手かったけれど、チーム力では上回れた」と安藤が胸を張ったように、肝心要のゴール前の攻防では、最後まで全員一丸で体を張って相手に自由を与えなかったことが勝因となった。過去の先輩たちが苦しんできた16強の壁を打ち砕いた長崎総科大附が初の8強入り。次戦は4強を懸けて流経大柏との対戦となるが、安藤は「自分たちが目指しているのは本当に優勝だけなので」と強敵との対戦に目を輝かせていた。

(取材・文 川端暁彦)●【特設】高校総体2017

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