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「一人ひとりの良さを出す」、森下監督就任の九州産業大は高知大を3発撃破!

ゲキサカ / 2017年9月2日 12時58分

 サッカー部の強化に励む九産大は今年3月から、J2ツエーゲン金沢の前監督・森下氏が就任した。森下監督にとって、大学サッカーは初めてのカテゴリー。130人もの選手を一人で見なければいけない難しさもあるが、学生コーチのサポートもあり、成果は早々と表れ、九州予選では首位通過を果たした。

 狙うのは、「選手一人ひとりの良さを出すサッカー」。型にハメるのではなく、今いる選手の特徴が引き立つスタイルを選手が考えながら作り出していく。全国大会でのやり方は変わらないが、「全国基準で見ればうちは身体能力がないので、1対1を仕掛けるのではなく、ボールを保持しながら常に2対1を仕掛けていく」といつも以上に数的優位を意識しながら、大会に挑んでいる。

 練習では選手の自主性を尊重するのが特徴だ。「自分がいかに楽をしようか考えている」と冗談交じりに笑うように、この日も森下監督はアップを見守るだけだったが、関が「森下さんになってからは、オフとオフがハッキリしている。緩むところは緩むし、厳しい所は厳しくやる。それが良い感じに働き、チームも上手くいっている」と証言するように、細部への拘りを感じさせるのも事実。

 特に、加藤が「練習から監督がラインの調整やウイングバックの立ち位置を調整してくれる」と話す守備面は指揮官が拘るポイントで、「自信を持ってボールを繋げるようになった、これまでは大舞台になるとボールを蹴ってしまってい、疲れから後半は足が止まって、負けていたけど、今年どんな相手でもちゃんと後ろから繋げている」(加藤)点は、監督が進める取り組みの成果だろう。

 就任から、わずか半年ながらも着実に成果は出つつある。2回戦で当たるのは法政大(関東4)。森下監督が「関東や関西のチームと対戦し、どれだけでやれるかで自分たちの現在地が分かるし、今後の取り組みや成長に活きる」と話すように、力量を知るには持ってこいの相手で、全力を出し切れば、全国2勝目も見えてくるはずだ。

(取材・文 森田将義)●第41回総理大臣杯特集

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