微妙なゴールライン判定に「モヤモヤ」も…筑波大FW中野「自分がきれいに決めていれば」
ゲキサカ / 2017年9月21日 5時49分
[9.20 天皇杯4回戦 筑波大0-2大宮 カシマ]
悔しさはより一層強まった。筑波大は0-1の後半28分、相手のバックパスをPA手前でカットしたFW中野誠也(4年=磐田U-18、磐田内定)がドリブルで運び、右足を一閃。クロスバーを叩いたボールは真下に落下し、ゴールライン付近でワンバウンドしてピッチ内に戻ってきた。
「いい形でシュートまで持っていけて、シュートの感触は悪くなかった」。ボールがゴールラインを越えていたかどうか微妙なシーンで、その瞬間は「自分としては入っていないようなイメージだった」という中野だが、試合後に映像を見直す機会があり、「入っていたようにも見えた」と、釈然としない表情を浮かべた。
「自分の力は出したので、試合が終わって心は多少スッキリしていたけど、今は逆にモヤモヤしている」と苦笑い。この日の試合は追加副審が採用され、ゴール横には第5の審判員が置かれていた。「難しいシーンだったと思うけど、第5審がいたので、付いているからには見ていてほしかった」。そう率直に胸の内を語った一方、「そこは人の判断。自分がきれいに決めていればよかったし、自分の力のなさ」と受け止めた。
裏への抜け出しという武器は存分に発揮した。味方のロングパスやスルーパスに何度も反応。なかなかシュートまでは持ち込めなかったが、大宮守備陣の脅威になった。後半14分には細かいパスワークで崩し、MF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)とのワンツーでPA内に進入。角度のない位置から左足を振り抜いたが、ゴール右に外れた。
「ストロングポイントである裏へ抜け出すタイミングは通じる部分もあった。まだ伸ばさないといけないけど、自信につながった」。だからこそ、「(ゴールを)決めてチームを救いたかった」というエースとしての責任も感じていた。「『持ってなかった』という言葉しかない。決めるときに決めるというのは永遠の課題かもしれないけど、抜け出したと思っても体を当てられるという感覚も味わえた。その意識を持って、一つひとつの精度を上げないといけない」と、Jクラブ勢との対戦で培った経験を今後に生かしていくつもりだ。
チームとしては8日の総理大臣杯準決勝、16日の関東大学リーグに続いて公式戦3連敗。「大会は違うけど、3連敗しているのは事実としてある。次が本当に大事になる」。そう気持ちを切り替える中野は「この借りは大学リーグ、インカレで返していきたい」と、24日の関東大学リーグ第13節・駒澤戦へと視線を向けた。
(取材・文 西山紘平)
●第97回天皇杯特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
2位通過のU―23日本、“韓国キラー”内野航太郎は不発「ボールを引き出すことができなかった」
スポーツ報知 / 2024年4月23日 1時37分
-
[関東]明大と流経大が開幕連勝!東洋大と中大が初勝利、東海大、駒大、関東大は連敗発進:第2節
ゲキサカ / 2024年4月13日 21時0分
-
[関東]オープニング弾はFW内野航太郎!! 王者・筑波大が1部初挑戦の関東学院大に3発白星発進
ゲキサカ / 2024年4月9日 22時38分
-
[MOM939]筑波大DF諏訪間幸成(3年)_両親の前で決めた大学初ゴール!守っても被シュートゼロの完全勝利
ゲキサカ / 2024年4月6日 21時4分
-
鈴木優磨のPK弾守り抜いた鹿島が連勝! 一歩及ばずの磐田は3連敗に【明治安田J1第5節】
超ワールドサッカー / 2024年3月30日 17時26分
ランキング
-
1【五輪最終予選】U-23日本代表、パリ切符王手!細谷が劇的V弾 開催国カタールと120分激闘
スポニチアネックス / 2024年4月26日 1時52分
-
2開催国カタール、敗戦後に「紳士の振る舞い」 地元サポが勝利の日本へ拍手で称賛「いい国だ」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時57分
-
3バイク事故の新日本プロレス・田口隆祐選手、「ドクターも驚きの回復力」報告も......痛々しい姿に心配&応援の声
J-CASTニュース / 2024年4月25日 20時24分
-
4U-23日本が延長戦い勝利も「自分たちで少し難しくしてしまった」 指揮官の反省点は?
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 2時5分
-
5《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン / 2024年4月25日 18時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください