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日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年9月28日 21時16分

 オーストラリアとの2戦目はまったく違う戦術を用意した。我々の今後の基準となる試合。90分間しっかりゲームをコントロールできた試合だった。非常に高い位置でのハイプレッシャー、あるいは引いてブロックを作るという形も状況に合わせてできた。攻撃はスピード、日本人の特長を活かしたグラウンダーのパスもあった。日本のフィジカル、技術に合わせたプレーの仕方だった。結果も残すことができ、20代の選手2人が非常に重要なゴールを取ったのも良かった。そういったところでも、私の見解を皆さんに見せられた。若い選手がそこまで信頼されていないのか、彼らが自分のサッカーを表現する場が日本ではあまりない。私は私のやり方で、そういった選手を鍛えながらうまくやれた。それで結果を残せなければネガティブな捉え方になるが、純粋に能力の部分を見て、ベテランよりも状態が良ければ、その時点で最も状態の良い選手を使うべきだと思う。もちろん全員がそれに同意するわけではないが、そういうふうに私は感じている。

 チャンピオンズリーグの話をしたいが、チャンピオンズリーグはW杯よりもレベルが高いかもしれない。試合によってはW杯よりも高いレベルの試合が見られる。私は監督として、選手として参加したことがあるし、常に見ている大会だ。私はパリSGの監督を経験した。今とはまた違ったチームでチャンピオンズリーグに参加した。現在、パリSGはヨーロッパのビッグクラブの中でも最も大きなチームの一つ。パリSG対バイエルンは非常にレベルの高い試合だった。オールドチャンピオン対新たに出てきているチームという印象。この試合でのパリSGのポゼッションは37%、ポゼッションではバイエルンが大きく支配していた。シュートもバイエルンの方が多く、コーナーもそう。クロスは36対4だった。パリSGが上回った数字もある。それはデュエルの成功率だ。ここでパリSGがバイエルンを上回った。デュエルの成功率は地上戦、空中戦ともに重要なもの。そして結果はパリSGの決定率の高さもあり3-0だった。繰り返しになるが、ポゼッションのみではまったく意味がない。モダンサッカーではゲームプラン、ゲームコントロール、そういったものが重要。引いてブロックを作って深い位置で守るというのも一つ。パリSGはそれを利用した。ネイマールやカバーニらの個人プレーが、ボールを奪ったときに活かされる形だ。現代のサッカーではキーパーとストライカーの役割が非常に大きい。パリSGは偉業を成し遂げ、相手は効果的な守り方をしなかった。モダンサッカーでも非常に重要なポイントになることが分かる。

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