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日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年10月31日 22時34分

 攻撃面に話を戻すが、まず相手の背中でフリーになることが大事だ。我々の中盤と3人のアタッカーの関係性。ボールありなしでスプリントすることがテーマになる。いかにフリーのスペースを作り、使うか。もしかしたら一人でそこを作り、使うということになるかもしれない。もしくは組織的にスペースを作り出すことが必要かもしれない。フリーなスペースをだれかが作り、もう一人がそこを使う。それは考え方。阿吽の呼吸をつくるにはしっかりトレーニングしないといけないし、今までの習慣を変えないといけない。我々のアタッカーのほとんどは背負ってプレーしてしまう。ただ、ジェズスを見てほしい。長い時間、できるだけゴールを向いている。自分がゴールを向いて勝負する。ここに相手のリストも持っているが、彼らを個人的にどう抑えるか。組織的にどう抑えるか。ビデオも用意している。それはあとで選手に説明する。頭で理解し、心で理解しないといけない。つまり勇気だ。

 ベルギーはまた違う。ベルギーはどちらかというとパワー系。ルカク、ベンテケ、アザール。いろんなタイプの選手がいるが、ナポリの選手もいる。メルテンス。パワーも使いつつ、速い選手もいる。オフサイドぎりぎりで仕掛けてくる。サイドアタッカーもいる。サイドをかなり使ってくる。ムニエ、カラスコ。彼らが攻撃を仕掛けるが、彼らをどうブロックしていくか。まったく違うタイプの2つのオーガナイズになる。しっかり全員で守備して、ボールを奪ったら得点を取りに行こうと言いたい。コンプレックスなしにいこうと言っている。映像も見ているから、頭の中ではしっかり準備している。このような厳しい相手に対して、いろんなことが要求される相手に対して何ができるか本当に楽しみだ。

 お互いに話すというコミュニケーション能力にはまだ満足していない。そこはちょっと怒りたくなるぐらいやっていかないといけない。何人かの選手はお互い意見を言い合う、話す、コミュニケーションを取るということを伸ばしていかないといけない。ちょっとでも弱点をさらせば、ブラジルであれベルギーであれ突いてくる。そこは見せちゃいけない。もっと多くのディテールはあるが、そこまで詳細は語れない。

 ジェズスは20歳だが、私にとっては世界で一番うまいアタッカーだ。身長は174cmぐらいだが、背後に垂直にもボールを受けることができる。ビックリするのはクロスにも合わせられる。大きくない選手なのに必ず合わせてくる。止まったプレーをしない。常に動きながらやっている。ハイレベルのクオリティーを備えた選手。彼を抑えるのにしっかり話し合いながら守っていかないといけない。彼はたくさんチャンスをつくるからそこはやらせてはいけない。しかも守備でもプレッシャーをしっかりアグレッシブにかけてくる。20歳でこんなにいいプレーができるんだという選手だ。マンチェスター・シティにはアグエロが何年もいるが、彼がベンチに追いやられるぐらいだ。それを20歳で彼がやってしまっているということは日本のみなさんはもっと理解しないといけない。アグエロのおかげで昨シーズンよかったというシティだが、彼が競争を促し、追いやった。グアルディオラは本当にジェズスを信頼している」

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