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日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年10月31日 22時34分

 背中を向けるのではなく、体を相手のゴールに向ける。世界のアタッカーがそうやっている。レッスンを彼らは受けるだろう。日本がブラジルやベルギー相手にレッスンを与えるわけではない。ただ、恐怖を抱いてはいけない。私は日本の侍の歴史を紹介するが、わざと選手をイライラさせるときに挑発する気持ちで言うこともある。つまり勇敢さ、気持ち、勇気を持ってやってくれということ。あるスタッフは『そんなに厳しく選手に直接言ったらダメだよ』と言うが、嫌いだから言っているわけではない。大好きだし、愛着があるし、このグループも選手のことも好きだ。ただ、伸ばすためには厳しく言わないといけないときもある。その習慣がないかもしれない。さきほど選手と厳しいディスカッションをしたと言った。例えば昌子ともした。排除したいわけではない。ここに呼んでいるわけだから信頼している。ただ、こういうプレーを続けてはいけないよと。詳細には入らないが、選手と私一人で話をした。すべての面で伸ばすためだ。メンタルもフィジカルもタクティクスもテクニックも。伸びたければ選手は伸びる。このチームはロシアに向けていい道を歩んでほしい。我々の前に8か月ある。A代表の候補がいるJのクラブにも挨拶に行った。選手とのコミュニケーション、クラブとのコミュニケーションを伸ばしていかないといけないという思いからだ。我々がフィジカルテストをやったが、まだ満足いく結果ではなかった。我々はカッコ付きでミスをしたというが、そういう意味で排除したわけではない。私のやるべきことでもあるし、私の仕事でもある。スタッフで厳しいディスカッションも時にはしないといけない。いろいろ要求することは簡単ではないが、A代表の仕事としてクラブ、選手と協力していかないといけない」

―浦和は直後にACL決勝を控えているが、クラブとはどんな話をしているのか?
「浦和さんのほうともいろいろ話をしている。彼らもそのことが気になっているだろう。もちろん私も気になっている。私もこの試合を見に行く。ただ、詳細な答えは控えたい。なぜなら私の家はA代表で、JFAにサラリーをいただいている。A代表が何をすべきかという判断に基づいて仕事をしている。まず私は自分の家を考えるべきだと思っている。私もクラブの監督の経験もあるから、クラブで監督をしているときにA代表に行くなよということも考えていた。でも今、私はA代表の監督だ。まったく逆になった。だからディスカッションの仕方も変わった。日本のことを考えると、浦和のこのファイナルは絶対に大事だ。そしてみんなが浦和のことを応援している。日本のクラブはここ9年、ファイナルに行っていない。浦和の背後に日本という国が隠れていると思っている。もちろん浦和の選手も呼ぶが、移動距離は今回そこまで激しくないと思っているから、そこは理解してもらいたい。それ以外のこともある。ただ、どういうディスカッションをしているかの詳細は控えたい。ただ、頭では浦和さんのことはしっかり配慮している。いろいろなことも考えている。申し訳ないが、それぐらいしか言えない。A代表が私の家だ。みんなのことはリスペクトしているが、私の大きなリスペクトはA代表、JFAにある。それは私の権利でもある」

(取材・文 西山紘平)
●2018W杯ロシア大会特集ページ

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