1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年11月29日 20時2分

 ブラジル戦も立ち上がりの20分間と後半ではまったく選手たちの姿が違った。立ち上がりは圧倒されていた。もちろんブラジルに勝つのは非常に難しいことだが、後半の戦いであと2得点取っていてもおかしくなかった。取り消された2点目はゴールだったのではないかと思う。このようなチームと対戦するときも“今日は負けるぞ”ということは言っていけないし、勝ちに行くことを考えないといけない。ベルギー戦はまったく違った姿があった。非常に冷静にプレーできていたと思う。ただ、決定力のところに問題があるかなと思った。たくさんの決定機があったが、そこでの決意、自信が欠けていたからなのか、最終的に相手にとって危険な場面にはならなかった。W杯ではあの試合のように5回、6回の決定機が訪れるわけではない。2回、3回のチャンスで点を取らないといけない。たからこそ、攻撃のときに点を取れる決定力のある選手が必要だ。ストライカーというのはどのチームにとっても不可欠だ。特に格上と言われるようなチームと対戦するときにはそういう選手が必要だ。シンガポール戦やカンボジア戦のように20回の決定機をつくれるわけではない。それよりずっと少ないチャンスで決めないといけない。先ほど23人のリストを作るときにいろいろ考えたと言ったが、そういったところも見てみたいと思う。長谷部はケガをしていて、その影響でW杯に出られないという最悪の事態も想定して準備しないといけない。長谷部はサッカーの面だけでなく、人間としてもこのチームにとって非常に重要な存在だから、だれが長谷部の代わりになるかということも考えないといけない。リストを作成するときに我々はたくさんのことを考えている。今海外でゲームに出続けている選手が少ない状況だ。つまり最終的なリストを作成するにはまだまだ不確定要素が多すぎる」

―3試合はある程度メンバーは固定して戦うのか、試合ごとに入れ替えるのか。
「8日間で3試合戦う大会だ。選手たちが集合したときには疲労のテストなども行う。彼らの健康状態、疲労の状況を把握したいからだ。初めて代表に招集されている選手もいる。試合ごとにある程度メンバーが代わるということは予想される。しかし、何人入れ替えるのかということは現時点で言うことは難しい。いくつかのゲームプランやシステムも考えている。それがすべてこの大会中に見られるかというと難しいかもしれない。選手たちにはベストなプレーを要求し、どの試合も勝ちに行くことを求める。自らA代表候補に名乗り出ることを期待する。常にチームのための精神を持ち続けながら、チームとして日本が力をつけていかないといけない。選手個人で状況を打開する。一人でそういったことができる選手がいないので、チームとして組織として発展していかないといけない。そのためにこのチームのアイデンティティーという資料を選手たちには与える。守備のとき、攻撃のとき、どういったことをしないといけないのかということがそこに書いてある。セットプレーではどういうことをするのか。そういったメッセージを選手たちに伝えて説明し、我々の見たいサッカーを彼らに身につけてもらいたい。フィジカルコンディションが現時点で分からない選手もいる。いろいろテストしながら私としても改善していくところはあると思う。この3試合からはたくさんの情報を得ることができると思う」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください