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日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年11月29日 20時2分

―セットプレーで良いキッカーがたくさん選ばれているが。
「直接FKで最後に日本代表が得点を決めたのがいつだったかお分かりでしょうか。もう数年経っている。PA付近でどれくらい我々がFKを得ることができているのか。我々が来てから30試合プレーして3本だ。どのチームも1試合で少なくとも3回、PA付近でFKをゲットしている。ブラジル戦ではそういったところでFKを得ることができ、(吉田)麻也がバーに当てた。そういう惜しいキックもあったから、いいキッカーはすでにいるかもしれないが、FKを得ることができていない。PKもブラジルはあの試合で2回ゲットしたが、我々はこの30試合で3回か4回ぐらい。ブラジルは同じ期間で15回、20回のPKを得ることができている。そういったデータを変えるためにも、しっかりトレーニングして彼らにも進化してもらいたいと思っている。南アフリカW杯で日本がグループリーグを突破できたのもFKによる得点が2点あったからだと思っている。PK、FKはもっとたくさん獲得しないといけない。30試合でPA付近のFKが3つか4つしかないのは少なすぎる。

 そういったトレーニングをする時間ももっと欲しいと思っているが、選手たちと過ごす8日間、9日間でたくさんのメッセージをピッチ外でも伝えていく。私はFWだったので、どうすればFKやPKを得ることができるか分かっている。私はそのスペシャリストだったといっても過言ではないと思っている。そういう経験を選手たちにも伝えていきたい。W杯直前の準備期間ではより長い時間、そういったトレーニングもできるが、FKがなければFKを蹴ることはできない。試合前のミーティングでも毎回、FKをゲットしようという話をしている。まだ私が希望しているところまでできていない。そういった細かいところもしっかり分析し、改善するトライをしていきたい。初瀬は右足でも左足でも蹴れる。清武もキッカーになれる選手だが、クラブでは蹴っていない。井手口も蹴れる。そういったスペシャリストもいるが、個人でトレーニングしてもらわないといけない部分でもある。例えば井手口の場合は1本のキックは低すぎるボールになる。2本目、3本目でいいキックになる。そういった細かいところも見ながら考えている。もちろんキッカーになれる選手は練習後の居残りで練習してもらってもいい」

―新しい選手も多い中でリーダーシップで期待する選手はいるか。
「リーダーシップを取る選手は基本的に経験のある選手になる。このチームに一つ弱点があるとすれば、もしかしたらコミュニケーションの部分かもしれない。特に中央の選手たちにそれを期待している。長谷部がいれば、彼がチームの中心となって声を出している。長谷部がいないとき、そういった問題が出てくる。私は毎日そういったことも繰り返し要求しているし、選手たちが声をかけ合いながらトレーニングするものも取り入れている。しかし、ゲームではあまり選手たちの声が聞こえてこない。叫ぶ選手、呼ぶ選手。そういったことがあまりない。このリストの中でも経験のある選手にはそういったことを期待している。年齢はあまり重要ではない。20歳であっても30歳であっても、ポジションがコミュニケーションを要求することもある。声を出さないといけないところではしっかり声を出して改善していかないといけない。まだキャプテンももちろん決まっていない。キャプテンに値する選手を見極めたいが、キャプテンになるための素質はいろいろある。たくさん試合に出ていても声が出ていない選手もいれば、より声が出ている若い選手もいる。チームでは声を出す選手が必要だ。練習の中でもだれがキャプテンになるべきか、だれがコミュニケーションを取るべきかというのも見ながらやっていきたい」

(取材・文 西山紘平)
●EAFF E-1選手権2017特集ページ

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