5戦連発、得点王獲得も優勝届かず…FC東京U-15深川FW青木「相手が一枚上手だった」
ゲキサカ / 2017年12月28日 20時17分
[12.28 高円宮杯全日本ユース(U-15)決勝 鳥栖2-2(PK)FC東京深川 味フィ西]
全5戦連発、大会9得点で得点王を獲得するも、優勝にはあと一歩届かなかった。FC東京U-15のエースFW青木友佑は、相手の厳しいマークに遭ったこともあり、「今日は相手が一枚上手だった。自分も苦しめられました」と悔しさを噛みしめた。
決勝でも、エースとしてチームを救う活躍を見せた。開始2分でまさかの失点。今大会初失点を喫したが、前半37分、MF笹沼航紀の浮き球パスに反応すると、右足でゴールに蹴り込む。延長に入って迎えた後半6分にはFKを頭で落としてMF常盤享太の逆転ゴールをアシストした。
持ち込まれたPK戦でもキャプテンに続く2人目で登場し、豪快に左に蹴り込んだ。今大会は準々決勝で外していたPKだったが、悔しさをボールにぶつけた。
得点王獲得という結果に終わった個人の評価についても低い。「もっと取れるシーンがあった」と振り返ると、「(準決勝後に)大爆発って書いてもらった記事があったんですけど、自分としてはいつも通りというか、いつもより自分の得点力が落ちたかなというくらいだった」と満足することは一切ない。
卒業後はすでに試合でもデビューしているユースに昇格する。深川からの昇格は6人。FC東京U-15むさしから昇格する6人らを加えた新たな競争が始まることになる。また昇格できなかったメンバーとも、今度は対戦相手として再会することになるはずだ。
「サッカーの上手さだけでなく、人間性、一人の中学生としてというところを指導してもらった」と、深川での3年間、指導者、仲間との出会いに感謝した青木。「この恩を、FC東京のトップに入って、みんなに返せるように頑張りたい」と更なる成長を誓うと、切磋琢磨してきた仲間についても、「これからバラバラになるけど、みんな目指すところはFC東京のトップだと思うので、競争に負けないようにしたい」と力を込めた。
(取材・文 児玉幸洋)●高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)選手権特集ページ
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