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[新人戦]準決勝逆転負けの敗因改善した日本航空、卒業式の先輩に贈る5-0快勝で山梨3位に

ゲキサカ / 2018年2月5日 22時19分

前半9分、DF加藤祥真の先制ゴールを喜ぶ日本航空高イレブン

[2.4 山梨県高校新人戦3位決定戦 日本航空高 5-0 東海大甲府高 山梨学院和戸G]

 平成29年度山梨県下高校サッカー新人大会3位決定戦が4日に行われ、日本航空高が5-0で東海大甲府高に快勝。3位で大会を終えた。

 前日3日の準決勝は、後半残り10分まで2-0で優勝校・山梨学院高をリードしながら、そこからの3失点で逆転負け。その敗戦で学んだチームはこの日、3-0の終盤に2得点を奪って一つ成長した姿を示した。

 MF中島偉吹(2年)は「昨日の反省を活かさないと意味がないと(監督の)仲田先生からも言われていて、全員で意識して最後の10分、15分をしっかりやりきろうというのは徹底できたと思います」と胸を張り、主将のMF塚越誠也(2年)は「昨日は2点で緩んでしまった。きょうは3年生の卒業式なので、そのラスト勝っていい報告ができるように試合に臨みました。(5-0は)ちょっと嬉しかったです」と微笑んだ。

 互いにボールを持てば後方からポゼッションにチャレンジ。序盤、よりボールを握っていた東海大甲府はMF榎原拓哉(2年)とMF込山華己(1年)の縦パス、右MF南崎能和ヘンリ(2年)の仕掛けが攻撃をスピードアップさせる。対して日本航空は塚越と中島の注目ボランチコンビの1タッチパスからハイサイドのスペースを突く。

 その日本航空が前半9分に先制点を奪った。右中間で獲得した間接FKから中島がわずかにボールを動かすと、右隣で構えていた左DF加藤祥真(2年)が「壁の枚数とGKを見て、まずニアに蹴ろうと思った」と左足を振り抜く。壁を越えて右ポストとGKに当たったボールはゴールへ吸い込まれた。

 先制された東海大甲府は後方からじっくりと攻撃を組み立てつつ、相手のプレッシングが緩ければ少ない手数でシュートにまで持ち込んでいた。前線からのアグレッシブなプレッシングも披露。だが、強度ある守備で塚越や加藤、DF湯船哲平(2年)らがボールを奪い取る日本航空は、状況に応じて長いボールも活用しながら相手を押し込んでいく。

 そして、連続で決定機を作り出して迎えた31分、相手PAでボールをインターセプトした塚越がそのままゴール。さらにその1分後には好トラップで前を向いたFW江井晋之助(2年)のスルーパスからMF稲見龍翔(2年)が右足で3点目を決めた。

 追撃のチャンスを逸した東海大甲府に対し、カウンター、サイド攻撃から相手ゴールへ迫る日本航空は後半半ば過ぎにファインゴール2発。22分、カウンターから前進した塚越が左前方のFW保科凛(2年)へ預けると、そこから江井、前線の選手を追い越してきた中島と繋ぎ、最後は最前線まで抜け出してきた塚越が右足でゴールを破った。

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