[新人戦]大津の1年生MF樋口が九州決勝で先制弾!地元・宮崎開催の大会で計3発
ゲキサカ / 2018年2月21日 13時5分
[2.20 九州高校新人大会決勝 東福岡高 1-3 大津高 宮崎県総合運動公園ラグビー場]
大津高(熊本)と東福岡高(福岡)の“九州ライバル対決”となった九州高校新人大会決勝。拮抗した展開を打破したのは、大津の1年生MF樋口堅大だった。
前半25分、樋口は左中間でボールを受けると、右前方で絶妙なポジションを取ったFW奥原零偉(2年)へパス。そのままPAへ走り込んだ樋口の下へ奥原からのリターンパスが通り、背番号20は右足で冷静にゴールネットを揺らした。
「試合前からゴールを決めることが目標だったので、決められて良かった。自分が決めて先輩たちを助けられたら、自分が決めて試合に勝てればいい、と思った」と樋口。序盤は動きに硬さもあったが、思い切ってミドルシュートにチャレンジするなどゴールを狙ったMFは、持ち味でもあるコンビネーションからのシュートで大津に歓喜をもたらした。
今大会当初はベンチスタートだったが、予選リーグ最終節の神村学園高戦でエースMF水野雄太(2年)が左足首を負傷。前半12分から緊急出場した樋口は31分に同点ゴールを決め、その後先発に定着した。
宮崎日大中出身の樋口は、地元・宮崎開催の九州新人大会に気合十分で臨んでいた。その中で「日大戦で決められたのが嬉しかったです」という宮崎日大高との準決勝、そして“ライバル”東福岡との決勝で連発。訪れたチャンスで結果を残し続けてアピールに成功した。
この日は先制点を奪う活躍を見せたが、ハーフタイムに水野と交代。チームにとって欠かせない存在になるのはこれからだ。今は、競争を勝ち抜いて先発に定着することが目標。「目標は(水野)雄太さんを越すこと。スタメンで試合に出てチームに貢献できたら良い」。九州大会で自信を得たアタッカーは日常からのアピールで出番を勝ち取り、また結果を残す。
(取材・文 吉田太郎)
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