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昨年の日韓戦は挑発に耐え切れず退場…旗手怜央、ゴールでリベンジを

ゲキサカ / 2018年3月16日 12時10分

「びっくりしたけど、逆にこれはもうやるしかないな、と思った。それに、森保一監督のもとでまたサッカーをできるのが、すごく楽しみだった」

 スタメンを告げられたのは、グループリーグ最後の北朝鮮戦。旗手はここで思い切った縦への突破で2点目の起点となり、また相手のファウルを誘いPKを獲得。そのままキッカーとして決め、待望の“森保ジャパン”での初ゴールを決めた。

「あの試合は不思議と“絶対にゴールが決まる”という予感があった。緊張がないわけではないけれど、それをうまく楽しむことができた。そういう意味では、メンタル的な部分での成長があったのかもしれない」

 旗手はそう振り返る。

「世界にはうまい選手や速い選手、強い選手がたくさんいる。そういう人に真っ向勝負を仕掛けるときは、自分のスタイルを貫くことが大切だと思う。たとえば北朝鮮戦では、自分のスタイルを思い切り出せたからこそ結果につながった。ただ、あの代表では、自分が一番の新参者で経験が少ない。だからあのチームのサッカーに自分のスタイルをはめるというか、自分のよさをもっと出せるよう、頭を使ってプレーしていかないといけない」

 そうした経験を経て、旗手は3月18日、2度目の日韓戦を迎える。

 昨年は「下級生だったから、先輩たちがお前はノビノビとやれっていう感じだった。わがままなプレーも多かったと思う」。だが今大会では立場が違う。今回の全日本大学選抜は3年生の先輩も多いが、「1、2年のメンバーにとって、3年生は初めてやる選手。自分は前回のユニバ代表でもあるので、両方の間で潤滑剤のような存在になって、どちらのプレーにも合わせられるようにしたい」という。

 この大会が終われば、全日本大学選抜は純粋に2年生以下の、次期ユニバーシアード代表候補としての強化を進めることになる。「その中で、前ユニバ代表として世界一を経験しているのは、自分と薫(三笘・筑波大/今大会は怪我のため辞退)だけ。これからはプレーはもちろん、メンタルの面でも、自分と薫が引っ張っていかなければならないと思う。その部分を期待されているのは感じています」と旗手。

 そのためにも、まずは昨年のリベンジをはたしたい。「どのチームにいっても求められている」というゴールという結果はもちろんのこと、昨年のような自ら不甲斐ない状況を招くわけにはいかないのだ。

「退場はしない。何があっても、絶対に。イエローももらわない。どうせもらうならPKですね」

 この1年間、様々な経験を経て大きく成長した全日本大学選抜のエースは、そう笑った。

 旗手が全日本大学選抜の一員として参加する第15回大学日韓定期戦は、今週末、3月18日に柏の葉陸上競技場で行われる。キックオフは12時30分。未来のJリーガー、日本代表選手を見逃すな!入場料は一般は当日1500円。前売りは1200円。高校生以下は入場無料となっている。

(取材・文 飯嶋玲子)

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