「熱くなれた」瞬間の積み重ね…2度目の世界大会を目指すエース大迫の“ブレイク前”
ゲキサカ / 2018年4月8日 11時26分
―ポジションは当初からFW?
「小学生のときはトップ下でしたけど、ドリブルで突破してゴールまで全部自分でやっている感じでした。面白かったですよ。中2のときに監督に言われてトップ下からFWに転身しました」
―サッカー部1期生として、育英館中への進学を決断しました。
「先輩がいると試合に出られないこともあるじゃないですか。地元の中学にいくか、育英館中にいくかの二択で、試合に出られることが決め手でした。体育科の特待生で、自分たちのクラスはサッカー部が15人。人見知りなので友達ができるまで時間がかかりました」
―部活は厳しかったですか?
「中学3年間は厳しくて、毎日死に物狂いでした。監督がすごく厳しくて、毎日泣かされそうになるくらい厳しく接してくれたので(笑)。メンタル的にすごく鍛えられましたね」
―現在につながる技術はどんな練習で磨かれたと思いますか?
「自分なりにいろんなことを考えて練習していましたけど、何が良かったのかは自分では分からないですね。部活のあともいろんなパターンのシュート練習をしていました。その頃尊敬していた選手は、一番身近にいた山平(義幸)監督。1対1で監督に勝つのが目標であり、それが毎日の楽しみでした。監督に対して全力でスライディングしていたのを覚えています(笑)。そしたら監督も後ろから僕にスライディングをし返してきたり、そういう真剣勝負がすごく楽しかったです」
―ゴール前での強さはそこで磨かれたんですね。
「監督との1対1で磨かれたと思います。監督は福岡大でバリバリやっていた人で、当時は20代でキレキレだった。僕が3年生になったときにようやく互角に戦えるようになりました。削られたり、相撲みたいに投げられたりもしたので、そこで踏ん張って足腰も強くなりました。監督が厳しく、本気になって接してくれたことがありがたかったですね。人によると思いますけど、僕はそれで熱くなれたのでよかったです」
―部活で一番苦しかったことは?
「何を話したらいいかわからないくらい、苦しいことだらけですよ。昔も今も試合に負けたら悔しくて寝つけないです」
―サッカーをやっていてよかったことは何ですか。
「今、サッカー選手になれていることですよね。自分が今までずっとやってきたサッカーを職業にできるって幸せですよ。苦しみもプレッシャーもあって大変だけど、本当に幸せな職業だと思います」
―初めてサッカーシューズやウエアを買ってもらったのはいつですか?
「サッカーを始めるタイミングで、小学3年生のときに父母からプレゼントしてもらったのがアシックスのシューズとウエアでした。シューズは初めて履いたときからフィットして、スムーズにプレーできました」
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