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ハリルホジッチ前日本代表監督会見要旨:後編(質疑応答)

ゲキサカ / 2018年4月27日 22時5分

最後に立って挨拶するバヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督

 日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が27日、都内の日本記者クラブで会見した。(前編はこちら)

記者会見での質疑応答は以下のとおり

●バヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督
―協会がどういう思惑を持って解任したと考えているか。
「会長から言われたのは、選手を呼び、コーチとのコミュニケーション、信頼が薄まったことということだった。なぜか、最後の遠征で弱まったようだ。3年間、何も問題はなかったと認識している。私から疑問に思っているのは、だれとのコミュニケーションだったのか。選手からたくさんの励ましのメッセージをもらった。全部読みたいところだが、槙野選手は『JFAの決定について、非常に落胆している。ビックリもした。監督と何もコミュニケーションの問題はなかったと私は思っています。チーム内の一選手として申し上げたい。私たちのコミュニケーションを改善、さらに良くするのは必要かもしれないが、正直に申し上げます。もう一度、言います。私の認識では、そういった問題は存在しなかったと思っています。個人的には監督のおかげで私は随分進歩できたと思う。すごく厳しい監督でした。非常に厳しい指摘も受けた。そのおかげで今の私があると感謝したいと思っています。厳しい時間、苦しい時間もあったし、非常にうれしい時間もあったと思う。ハリルホジッチ監督のW杯を是非見たかった」というメッセージだった。

 時間があまりないので、全部のメッセージは読めないが、ベテラン、若手、トレーナー、メディカルスタッフからのメッセージもある。『監督は本当に厳しかったですね。それを苦ともせず、3年間ともに戦って参りました。おかげで、私は成長することができたと思います。私たちの父のような存在でした。親しみを込めて叱ってくれたのではないかと思います。この3年間本当に心から感謝しています。私たちを一人の男として成長させて、ここまでさせてくれたのは監督、あなたのおかげです。心よりの友情を』。テクニカルコーチからも励ましの言葉をもらっている。『一体どうしたんでしょうか。どうなったか私も分かりません。本当に信じられないし、本当に残念に思います』。彼はテクニカルコーチのメンバーの一人で、私と一緒に3年間過ごしてきた。

 もう一つは選手で、Bチームで一度だけ起用した広島の丹羽大輝選手です。広島からわざわざ飛行機に乗って、私を訪ねてきてくれた。『ありがとう』とわざわざ言いに来てくれた。一回だけの起用だった。それもBチームの。私が申し上げてきたことと現実、何がどうなっているのでしょうか。よく分からない。質問にきちんと答えられているか分からないが、もう一言言いたい。非常に家族的なスピリット、家族的なチーム、スタッフ全員が一つの大きな家族という形で私たちは仕事をしてきた。外国人は外国人、日本人は日本人ではなく、全員で一緒にディナーを食べようという機会を何度も設けた。おごるのは僕ですけどね。タダ飯だと思うと、みんなすごく食べるんです(笑)。W杯出場権を獲得した。本当は言わないほうがいいけど、一人ひとりにちょっとしたプレゼント、自分からのお礼の気持ちを込めて一人ひとりにプレゼントをした。“バヒドは見た目をほど憎たらしい奴ではない”と思ってもらえたのではないでしょうか。ピッチでは非常に厳しいかもしれないが、いつも厳しいわけではない」

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