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「#同じ船に乗ろう」 キリンが東京湾で船上PV開催、西野ジャパンの船出を見守る

ゲキサカ / 2018年5月31日 7時32分

 会場では記念撮影が行われた後、日本代表にとって勝負の後半戦へ。後半1分、MF山口蛍のクロスに投入されたばかりのFW武藤嘉紀が頭で合わせるも、わずかに枠外。「あと(ゴールまで)何cmよ!?」「15cmくらい!?」との声が飛んだ。また、同じくピッチに入ったMF香川真司の鋭い動きも。尾形さんの「いいんじゃない!?日本の10番!!」という煽りに、拍手が巻き起こった。

 だが後半4分、日本はPKから失点を喫し、苦しい展開となってしまう。「史上初の船上パブリックビューイング、日本のゴールが見たいですよね!?」と福田さん。しかし、停滞したまま時間はただただ過ぎていく。尾形さんは「1点入れれば勝ちみたいなものですよ!相手はセットプレーですからね」と鼓舞した。

 後半アディショナルタイム2分、武藤の決定的なシュートが枠を外れると、会場からは「ああーっ!」と悲嘆に暮れる声。尾形さんは「こういう時に高木琢也とかいたらねぇ~」と反応した。最後まで得点が入ることなく試合終了。優美な照明に飾られたクルーズ船内はため息に包まれた。

 福田さんは「立ち上がりは良かったと思いますが、システムを変えたのが失敗ですよね。相手に合わせたことで、余計に動きが悪くなった」と敗因を分析。尾形さんは「点が決まって、わーー!!ってやりたかったですよね」と肩を落とすばかりだった。

 選手に話が及ぶと、福田さんは柴崎、武藤を高評価し、「大きい選手を一人くらい入れればいいのに。FW杉本健勇とか、今だったら都倉(FW都倉賢)とかね。いない選手を言ってもしょうがないんだけど」と苦笑い。先発した本田については「可もなく不可もなくというか…」と述べた。

 日本代表に漂う停滞した雰囲気について、尾形さんが「でも、西野さんはこれが最初ですよ!俺の初舞台なんてドン滑りでしたからね!一人も笑ってなかった!あれよりはマシですね」と叫ぶと、会場には再び大きな盛り上がりが。ロシアW杯に向けて、「まずはグループリーグ突破」(中村)、「W杯優勝ですわ!!」(尾形)と前を向き、イベントは拍手で幕を閉じた。

(取材・文 竹内達也)

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