大学選抜MF木橋がU-19代表相手に左足FK弾!東福岡時代のチームメートも「ヤベえな」

前半22分、大学選抜MF木橋朋暉(鹿屋体育大)が左足FKでゴール

[5.30 練習試合(第1試合) U-19日本代表候補 3-1 U-19大学選抜]

　ゴールが決まった瞬間、U-19日本代表候補の選手たちは天を仰ぐような仕草を見せていた。前半22分、U-19大学選抜はMF木橋朋暉(鹿屋体育大)がゴール正面左寄りの位置で獲得したFKで左足を振り抜く。ボールは素晴らしい弧を描いてゴール右隅に突き刺さった。

　東京五輪日本代表の守護神候補でもあるU-19日本代表候補GK大迫敬介(広島)から決めた鮮やかなFK弾。木橋は「あの位置は得意なので。代表相手に決められて良かったです」と素直に喜んでいた。

　東福岡高に在籍していた昨年度、木橋はプレミアリーグWEST開幕戦や選手権全国大会でも“スーパー”な左足FKを決めている。その左足のキック精度を年代別日本代表相手にも発揮。東福岡時代のチームメートでU-19日本代表のCB阿部海大(岡山)は木橋に対して「ヤベえな」と言っていたという。他にも「やっぱり、あの左足は凄いね」という声。その威力を周知しているU-19日本代表の選手やスタッフ陣に改めて絶対的な武器を見せつけた。

　この日は、高校時代の3年間ともにプレーしていた阿部やMF青木海生都(東福岡高→関西大、U-19大学選抜)と再会。刺激を受けた。U-19日本代表について「止めて、蹴るから違った。今後の参考になった。チームに帰って意識してやっていきたい」と印象を語っていた左利きのドリブラーは、先を行く旧友たちに追いつき、逆転することを目指す。

(取材・文　吉田太郎)