「楽しむことを意識していました」。新鋭・創成館、国見の反撃にも動じず決勝進出!:長崎
ゲキサカ / 2018年6月8日 8時57分
国見は10番MF森山真成(3年)や野村が警戒される中での戦い。それでも、中田や左SB安田正宗(2年)らがパスを繋いで攻め続けると16分、左クロスからニアのFW西村颯馬(2年)が決定機を迎える。ゴール至近距離から放たれた右足シュートは枠を捉えたが、創成館GK本村弘翔(3年)がビッグセーブ。国見は32分にも右CKをニアサイドの長身CB濱野海人(3年)が頭で合わせる。ボールはゴール左隅へ向かったが、ゴールライン手前で構えていた創成館DF池田に頭でかき出されて追いつくことができない。
結果、伝統校の圧力に屈しなかった創成館が1-0で勝利。全国初出場に王手をかけた。元長崎の久留貴昭監督が8年前に就任した当時、創成館の部員はわずか5人だったという。そこから地道な活動を経て、県内、九州各県から選手の集まるチームに。15年度には夏冬の県大会で準優勝し、昨年は県1部リーグで初優勝した。そして今年は九州新人大会に初出場。着実に階段を登ってきた。
今年の新人戦の時点では「萎縮していた」(久留監督)というが、熱量のある指揮官から「マイペースだ」「苦しい時に声が出せない」「鼓舞する声が少ない」など厳しい言葉を繰り返し受けながら、彼らは徐々に選手発信でできることを増やしてきた。
そして、赤川が「自立したチームを目指している。練習でも自立しろと伝えている。少しずつ自立してきた」と語るチームはこの日も、重圧のかかるような試合展開で動じず。「『攻撃、どんどん来いや』と余裕を持ってやることを練習からやっているので、そこはできたと思います」(池田)という通りの戦いを見せて勝ち切った。
初の全国まであと1勝。赤川は「チャンスだと思うので、久留先生をインターハイに連れて行ってチームの歴史を変える」。長崎の新鋭が決勝の重圧も楽しんで乗り越え、初の全国切符を勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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