日本戦とは違った…ブラジル戦で見せたベルギーの“顔”
ゲキサカ / 2018年7月7日 9時19分
[7.6 ロシアW杯準々決勝 ブラジル1-2ベルギー カザン]
相手は「王国」ブラジル。日本戦とは違った“顔”を見せる。ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は十分な対策を練ってきたようだ。
決勝トーナメント1回戦・日本戦から先発の入れ替えは2人。同試合でともに得点を奪ったMFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリを先発起用。そして、攻撃時には基本的には3-4-3の並びになりながらも、守備に回った際の配置転換がスムーズだった。
右アウトサイドのMFトーマス・ムニエが最終ラインに入って、3バックは左にスライドして4バックを形成。その前にフェライニ、MFアクセル・ビツェル、シャドリが3ボランチ気味に構える。前線の真ん中に位置するMFケビン・デ・ブルイネが相手CBにプレッシャーを掛け、FWロメル・ルカクは右サイドに張り出すことが多く、ブラジルの左SBであるDFマルセロの動きをけん制し続けた。そして深い位置まで押し込まれた際にはルカクとFWエデン・アザールが前線に残り、デ・ブルイネは自陣深くまで引いて守備に厚みをもたらした。
日本戦と異なった点は、最終ラインが4枚になったことと前線に余った枚数が2枚になったこと。3トップを採用するブラジルに対し、3CBでの対応では数的同数となるため、1枚増やして対応する。そして、日本戦ではルカク、アザールに加えFWドリース・メルテンスの3枚が攻め残ることが多かったが、この日は2枚だけを前線に残した。
攻撃に移った際に威力を発揮したのが、前線に残るルカクとアザールのキープ力と突破力だ。まずは彼らにボールを預け、攻め上がる時間を創出。2人は数人に囲まれようともボールを失わず、前を向けば鋭い突破でボールを運び、相手の脅威になり続けた。策は見事にハマり、ブラジルを2-1で下したチームは86年大会以来、32年ぶりとなる準決勝進出を果たした。
(取材・文 折戸岳彦)
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