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平成最後のインハイは、山梨学院が延長V!!

ゲキサカ / 2018年8月13日 22時33分

 そしてクーリングブレイク明けの前半20分、桐光学園が先制点を奪う。右スローインからハイサイドへ抜け出した中村が右足クロス。これをファーサイドの西川が滞空時間の長いヘッドで合わせると、ボールはGKの手をかすめてゴール右隅へ吸い込まれた。

 失点した山梨学院もすぐに反撃。24分には右FKから最後は関口が左足でフィニッシュ。28分には縦パスへの対応が一瞬遅れた桐光学園守備陣の隙を突いた宮崎がシュートに持ち込んだ。

 桐光学園は32分に西川の巧みなキープを起点とした攻撃から中村が右足シュート。35分には阿部のスルーパスに西川が反応した。ただし、大石が力強い当たりを見せるなど、存在感十分の西川からボールも奪う山梨学院は、エース宮崎がマークを振り切って決定機を演出。右SB保坂らの後方から追い越していく動きや野村の多彩なキックも活用して攻め返す。

 37分には中盤から飛び出す平松がカウンターと左スローインから立て続けに決定機を迎えたが、惜しくも決めることができず。だが、山梨学院は後半立ち上がりにも宮崎のドリブルシュートやクロスで会場を沸かせる。

 山梨学院は後半7分に関口に代えてMF米野智大(2年)、11分には安田に代えてFW川野大成(2年)を送り出した。セカンドボールを拾って、攻撃回数を増やす山梨学院に対し、桐光学園はゴール前で最後に足を伸ばし、身体を張ってボールをクリアするなど堅守を維持。25分には佐々木に代えてMF田中彰真(3年)をピッチに送り出し、中盤中央の枚数を増やした。

 互いに気迫をぶつけ合う終盤、山梨学院は宮崎が自ら獲得したFKを右足で狙うが枠上。金子や岡のインターセプトやPAでのしぶとい守りなど相手の攻撃を良く跳ね返していた桐光学園は西川がカウンターから一人でCKを獲得したり、金子がシュートへ持ち込むなど相手を押し返していた。

 アディショナルタイム表示は8分。山梨学院は諦めずに攻める。40分、桐光学園はカウンターから西川が鮮やかにDFをかわして左足シュートを放つが、再三の好セーブを見せていた山梨学院GK市川隼がここでもシュートをブロックする。

 すると、山梨学院はここから一気にカウンター攻撃。前線へポジションを上げていた大石が強引に右サイドを突破する。そして深い位置まで持ち込んで出した折り返しを中央の川野がスルー。最後は宮崎が右足シュートをゴール左隅にねじ込んだ。アディショナルタイムの同点劇に歓喜を爆発させる山梨学院。試合は前後半計20分間の延長戦に突入した。

 延長前半5分、山梨学院は左サイドの深い位置から仕掛けた宮崎が中へ切れ込みながらクロス。これに川野が飛び込むと、手前のDFに当たったボールがゴールネットを揺らした。逆転した山梨学院は7分、野村に代えてMF高橋朝日(2年)を投入。桐光学園も中村に代えて188cmFW鷲塚蓮(3年)をピッチに送り出した。

 桐光学園は延長後半5分、敷野に代えてMF栗原祥太(1年)を投入する。セットプレーやクロスから同点ゴールを目指すが、山梨学院の守りは非常に堅い。終了間際に桐光学園・内田が決定機を迎えるもシュートは枠の上。全員で1点リードを守り切った山梨学院が初優勝を果たした。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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