忘れかけている!? 昌平高時代の感覚…MF松本泰志「課題を一つずつクリアしていく」
ゲキサカ / 2018年11月15日 21時59分
U-21日本代表は15日、17日に行われるドバイカップ第2戦クウェート戦に向けてトレーニングを行った。前日の初戦ウズベキスタン戦で負傷交代したDF藤谷壮(神戸)はホテルで別メニュー調整となり、藤谷以外の先発10人と前半45分からピッチに立ったMF長沼洋一(岐阜)は軽めの調整。残る11人の選手はGKとフィールドプレーヤーに分かれて、約1時間汗を流した。
ウズベキスタン戦でボランチの位置で先発フル出場を果たしたMF松本泰志(広島)は、「試合の入りは全体的に悪かったけど、徐々に良くなっていったと思う。横内(昭展)監督(代行)から守備の部分のリスク管理とセカンドボールの回収を言われていて、セカンドボールを拾えて二次攻撃、三次攻撃につなげられた」と一定の手応えを得たようだ。
特に後半は高い位置での球際の勝負に挑み、ボールを奪取を成功させる場面もあり、後半29分には「GKが出れない絶妙な位置に出せた」と浮き球のパスからMF三好康児(札幌)の決定機を創出するなど攻守に貢献。特に球際の部分は、8月のアジア大会から意識を強めたこともあり、「そういう部分を出せて良かった」と白い歯を見せる。
「僕が高い位置でボールを拾うことができれば、自分たちの攻撃にできる。拾えなければ相手の攻撃が始まるリスクもあるけど、より攻撃回数が増やせたと思う」
所属クラブの広島では出場機会こそ限られているが、日々のトレーニングから己を磨き、コンスタントに招集されるU-21代表で実践経験を積んできた。「自分でも今年に入っての成長する速度を感じられている。試合を積み重ねることで成長できていると思う」と充実した表情を見せる一方で、「シュート感覚を忘れかけているかもしれない」と苦笑したようにウズベキスタン戦でのシュート数はゼロ。昌平高時代は「結構決めていた」というゴールにもこだわりながら、「課題を一つずつクリアしていきたい」と残り2試合の中でのさらなる進化を狙っていく。
(取材・文 折戸岳彦)▼ドバイカップU-23特集ページ
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