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「佑都くん、篤人くんの凄さをより感じる」名門で成長遂げた酒井宏樹、初のアジア杯で優勝誓う

ゲキサカ / 2019年1月6日 12時0分

『ゲキサカ』のインタビューに応えた日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)

 昨夏のロシアW杯では全4試合にフル出場し、日本代表に欠かせない存在となっているDF酒井宏樹。所属クラブに目を向ければ、フランスの名門マルセイユで毎年30試合以上に出場するなど、欧州移籍7シーズン目で確固たる地位を築いている。そんな28歳のサイドバックに、欧州での生活、自身の成長、そして目の前に控えるアジアカップについて話を聞いた。

—まず、フランスのビッグクラブであるマルセイユでプレーしている現状をどうお考えですか。
「ハーフシーズンを終えて、2試合少ない中で6位にいますが、マルセイユに来て3年目で初めて難しい状況にあります。もちろん、街では大ブーイングですし、試合が終わっても大ブーイングです。でも、それがすごくうれしいというか……。自分のサッカーキャリアにおいて、6位でブーイングされる経験はなかったのですごく新鮮ですし、そういう状況まで来られたことがうれしいです。あらためてクラブの大きさを感じています」

—その中でも酒井選手はサポーターから深く愛されているように感じます。
「嫌われてはいないと思いますし、みんな好きでいてくれているとは思います。でも、マルセイユでは、良い時は選手が神様みたいに扱われますし、悪い時は犯罪者みたいに扱われます。なので、常に態度などには気をつけないといけないと思っています」

—酒井選手にも悪い扱いをされることがあるんですか。
「基本的にはありませんけどね。選手は守られていますし、リスペクトしてくれています。ただ、選手によってはファンを攻撃してしまう選手もいて、そうなれば制裁が来ますね」

—その中でどんな心構えを大事にしていますか。
「もともと精神的に強くなかったですし、集中力を持続できるタイプじゃなかったんです。でも、このマルセイユというクラブは、毎週の結果を楽しみにしている人がフランスの中で一番多いチームです。毎試合必ず日曜日の午後6時に試合が設定されていて、その1試合1試合で評価が変わります。そういう意味では自動的にプレッシャーがかけられるので、自分に合っていたなと思います。もしファンの関心がないようなチームに行っていたら、『この試合はいいや』と思ってしまうことも出てくるだろうけど、マルセイユはそういうプレーを絶対に許さない。そこは心構えとの相乗効果というか、自分にとって良いチームを選択できたと思っています」

—集中力の向上という点では、マルセイユではセンターバック起用も経験しましたし、守備面の評価が高まっているように感じます。そのあたりは意識して取り組んできた成果ですか。
「自分からそうしようというよりは、ヨーロッパの選手は守れないと話にならないので、試合に出るために守備を頑張ってきたという感じです。攻撃だけしていれば楽しいですが、それだけでは試合に出られません。なので、試合に出るためにやったというのがスタートですね。ただ、いまは守備も楽しんでいますし、すごくやりがいを感じています。また、評価される点は国によって違うんだなと思いますね」

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