「VARは21年からJ1全試合で」誤審騒動で質問集中の会見、チェアマンは何を話したのか

ゲキサカ / 2019年5月27日 17時53分

疑惑の判定を巡り、大騒動となった

 23日に行われたJリーグの村井満チェアマンの定例会見発言録が公開になっている。理事会では18年の理念強化配分金の活用実績が報告されたというが、17日に行われた浦和対湘南戦で、ゴールが認められなかった疑惑の判定があった直後ということもあり、質問が集中している。

 チェアマンによると、理事会には小川佳実審判長や湘南の眞壁潔会長が出席。真壁会長からは「ヒューマンエラーについては人間のレベルを上げていくに尽きる」という指摘があったという。そのこともあり「理事会では議論になっていない」と強調した上で、追加副審(AAR)やビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入について、「『機械』を導入して済むことではありません。審判の問題すべてを解消できるわけではありませんので、全体のレベルアップを求めるような考え方で進めていこうと共有しております」と話した。

 また小川審判員長からは「改善していくためにしっかり協議していきたい」という話がされたという。チェアマンは「テクノロジーを活用した案や追加副審の案、VARを活用する案は動いており、ルヴァン杯のプライムステージから導入が決まっています。それを踏襲するのか、どちらかにするのか、重ねるのかというような各論までは出ておりませんが、一緒に考えていきましょうという提案があったと認識しています」と補足した。

 Jリーグでは昨年までの数試合でAARのテストをしており、一定の成果があったと認識しているという。それでも正式導入に至っていないことについては、「VARを導入すれば、AARの機能が含まれるため、AARはいったん止めてVARの育成に集中しようという判断をしている」と説明。ただし「現在準備している段階では、審判委員会等との協議では2021年からJ1全試合でできるような準備をしようという会話になっています。2021年にJ1全試合で導入できるようにすることを逆算していくと、今シーズンから始めなくてはいけないと判断してルヴァン杯のプライムステージから実施していくことになりました」と具体的な導入時期について、初めて言及した。

 さらに現在は「2年かけて養成コースを終わらせるというタイムライン」という考えであることを示したうえで、「本当に策はないのか。Jリーグの公式戦の場で実施しようと思ったら、もう少し時間がかかってしまいますが、もう少し急ぐ余地がないのか。J2、J3もあるので、そういうところで養成トレーニングをすれば早まるかもしれないので、もう少し詳細を詰めて議論していきたい」と含みも持たせた。

 最後にチェアマンはVARが導入されているトルコリーグの例、アディショナルタイムが長時間とられるなど弊害が出ていることを挙げて、「早く入れれば解決できるわけではない」ことを強調。「VARというものはいったいどういう功罪があり、なぜこのような手順を踏まなければいけないという認識をしているかというコミュニケーションを、もっと審判委員会、Jリーグで伝えていくべき」とした。
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